2025年4月25日金曜日

関税リスク

今朝、ある大手企業で新社長に就任した方の話を聴きました。そこで企業経営のポイントになる点に気づきました。サプライチェーンをなるべく国家を跨がないで一国内で回せば為替の変動を気にしなくて済むということです。経営のやり方次第では「関税ゼロ」も可能ということです。グローバル企業は世界中に事業を展開していますので、一国内で地産地消の展開をすれば為替差損も生じないで事業計画を組むことが可能です。

円安でも円高でも輸出入している企業にはリスクがあります。つまり製造業でもサプライチェーンが国をまたがっているため収益的に為替の変動を常に受けます。折角グローバル展開しているならば、リソースを進出している国の規模に合わせて国内のサプライチェーンを活用して事業を内需型で展開すればいいのです。 

地産地消を積極的に進めれば企業は「関税ゼロ」で対応が可能となります。つまり海外拠点での生産から消費まで内需型として国内で回すのです。極端に言えば国内のサプライチェーンで回らないようなモノづくりは付加価値がないのでやらないということです。トランプ大統領のような一方的に政策を進める国との交易はやり方を工夫した方がいいということです。

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