昨日は突拍子もない提案をしてしまいましたが、近年は政治家の道州制議論はないみたいですので、話題への深入りはしないことにします。ちょうどテレビで介護保険制度の話をしていましたので、折角なので取り上げてみます。介護保険制度は2000年に創設され、ちょうど25年になります。それまでの世の中は、老人介護は自宅にて家族が面倒を見るのが普通でした。当然、保険制度が無いので高齢者施設は存在しませんでした。
高齢化や核家族化が進んだため、介護を社会全体で支えることを目的として介護保険制度が創設され、在宅ヘルパーや高齢者施設の財源として介護保険料が充てられたのです。しかし、施設の利用者が年々増加し、一方では介護士は待遇が低いため定着しない問題が浮上しています。保険料の財源不足にも関わらず保険料の引き上げもままならないのが現状です。
意見としては、介護保険制度ができて親の介護をしながら働くことが可能となりました。しかし、現実は親の介護において様々な社会的課題があるのも事実です。私も遠隔介護のために母親を住み慣れたところの施設に入居させましたが、それまでの準備に手間がかかると同時に、施設内でのトラブルに施設側と遠隔で対応することはとても困難でした。
核家族化社会においても家族が親を近くで見守ることは、介護を人任せにしないためにも必要なことです。これからは企業も社員の介護に対して協力的に支援しなければならない時代だと考えます。健康保険と同様に介護保険も働き手を守る福祉財源となる重要な保険料だと考えなければなりません。高齢化する日本の取り組みが注目されています。
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