日本の造船業は今後生き残れるのでしょうか。トランプ政権の米国内投資に対して韓国が造船分野で約22兆円を投資する勢いを示しているのに対して、日本の造船業界は国内事業に専念し米国への投資には消極的のようです。かつては造船王国だった日本も今や中国や韓国に世界シェアを奪われているのが現状です。
かつての日本は半導体業界もそうですが、鉄鋼業はじめ造船業において世界一の輸出大国でした。しかし、平成バブル崩壊や長引く円高で中国や韓国との価格競争に押されて国内製造業の空洞化を招きました。失われた30年はまさに第二次産業が競争力を失った経緯を示しています。
戦後80年を迎え、世界は軍事的に緊張状態が到来しています。幸いにも米国が民主党政権から強硬な共和党政権になり、大国の力が示されて戦争終結へ進みつつあるのが現状です。かつて世界の警察を演じてきた米国が再び世界へ存在感を示しているようです。東西冷戦も終わり、大国同士も現実的な歩みをしていくことでしょう。
日本は将来的に産業政策をどのように進めていくのでしょうか。将来の日本を担う政治家の皆さんから戦略に基づく産業政策ビジョンを是非とも聴きたいものです。
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