2021年3月31日水曜日

プロとは

 今朝、電車内の広告にプロ野球元ソフトバンク監督の王貞治さんの言葉として「プロはミスをしてはならない、人間だと思ってはいけない」という言葉らしきものをチラッと拝見しました。確かにプロとしてお客様からお金を戴いている以上、ミスを起こしてはならないと思います。人間だからミスはあって当たり前だという世間の見方はありますが、ミスも次第によっては大変な損害を招く場合があります。

野球でもちょっとしたミスで勝利を逃がすことがあります。ミスをしているうちは本当のプロとは言えないという事なのかもしれません。ビジネスにおいてもミスを起こしてはならないので細心の注意を払って仕事を進めるのが当たり前です。人間のすることだからミスは付きものという発想は責任回避で逃げているだけだと思うのです。ビジネスにおいてもミスをしてはならないという覚悟が必要です。

TVでも企業の経営層の方が頭を下げる場面を度々見かけますが、頭を下げることで責任は回避されるほどミスが軽いものではないという事です。日本人は熱しやすく冷めやすいと言われます。事件が起きた時はひたすら弁解しますが、また同じようなミスを繰り返すことが見られます。その世界でのプロならば謝るだけでは許されないはずです。野球界の神様のような存在の王貞治さんが言わんとしていることが何なのか、是非、一度書物を目にしてみたいと思います。

 

2021年3月30日火曜日

エンゲージメント

 今、日本企業の人事制度が働き方改革の進展で大変重要となっています。つまり、エンゲージメントを高める人事戦略が人財を変革する上で必要とされています。在宅勤務の浸透とともに人財プラットフォームの見える化を図り効率的な評価システムを実現していかなければなりません。

これからは人財を如何に育成するかで企業間において企業経営の勝負が決まると考えています。つまり人財のトランスフォーメーションを実践して、従業員のエンゲージメントを高める人事戦略の立案が重要だと言われています。

21年度はアフターコロナにおける人財変革元年と位置付けて、企業体質の更なる強化に向けてオープンマインドでビジョンの共有を目指していきたいと思います。ウェルビーングとともにエンゲージメントを弊社の理念を礎として実現できれば幸いです。


2021年3月29日月曜日

産業革命

「これから自動車産業では天地がひっくり返るような変化が起きるだろう」これは先日のニュースでトヨタがパートナーを組む清華大学の欧陽明高教授から出た発言です。極めて深刻な時代が着々と接近してくるものと考えられます。トヨタの社長も近い将来100万人の失業者が自動車業界から出るだろうと話していました。正に100年に一度の産業革命が到来するようなものです。

アップルやソニーがEV車のモデルを発表していますが、彼らとすればスマホのような次世代のネットワーク端末としてEVを捉えているのだと思います。従来の自動車会社としての立ち位置は完全に無くなり、モビリティ社会を実現する会社に自動車会社も変わらなければ、将来は生き残れないという事を意味しているのかもしれません。

このような時代の変化が到来する未来に国がどの程度くらい危機感を認識しているのか疑問です。産業のすそ野の広い自動車産業が近い将来に様変わりするという事は、清華大学の欧陽明高教授の発言にも表れています。果たして日本は未来に向かって、どのような戦略で産業構造を変えるべきなのか、その解決が産業のトランスフォーメーションにあるのではないでしょうか。 

2021年3月26日金曜日

国連

 民主主義は尊いものだと多くの人が感じていますが、他国を説得して政治を変えることは不可能です。「ベルリンの壁」も「プラハの春」も「アラブの春」も民衆の草の根の運動がもたらしたものです。

そこには米国を先頭に西側諸国の力の結束があったからだと思います。しかし、オバマ政権以降は国連を中心とした米国のリーダーシップが欠如し、民衆による強権政治への反動は自国内で悉く抑えられました。

ミャンマーや香港の民主化運動も、かつてならば米国や西側諸国の主導による国連が中心となって機能していたように思います。南アフリカもカンボジアも然りです。しかし、現在は人権剥奪の危機への対応も国連は静観しています。

国連も先の大戦の戦勝国が上部を占めているため、民主主義を貫くにも強権政治の反対勢力が常に邪魔をする構図となっています。米中が対立するこれからは、国連が大国に遠慮せずリーダーシップをとり諸問題の解決に当たる必要があると思います。

他国が他国を変えることは困難です。他国が異議を唱えても必ず内政干渉をするなという話になり、双方の外交が暗礁に乗り上げ進まなくなるだけです。それが可能なのは国連だけだと思います。有事に際して国連の機能をもっと強化する必要性があります。



2021年3月25日木曜日

サプライチェーン

最近はコロナ禍でこの言葉が良く聴かれます。日本語に訳すと「供給網」ですが、グローバル経済ではサプライチェーンという表現が普通です。トランプ前政権による米中の貿易摩擦を契機にサプライチェーンの寸断が起こり、自国生産に一部舵を切る傾向が見え始めています。

その動きは正解だと私は見ています。基幹部品はファブレス(設計のみし、製造は外部に委託)だけでなく自国でも製造しなければモノづくりのノウハウも蓄積されません。ワクチンさえ海外に依存している現状は外交上も好ましくないと思われます。

半導体も製造装置のみで自国で製造しなくなった日本は半導体も海外に依存しています。サプライチェーンの安定は望ましいのですが、危機に際しての備えも必要です。進化の激しい半導体分野においても、自国でも製造することが国防的にも重要だと思う次第です。



 

2021年3月24日水曜日

国家主導

 戦後の日本は国家主導で国内産業を牽引してきました。しかしながら、高度成長後における国の主導が無くなり、産業が歪んだ方向に進みバブル崩壊を招いたのではないかと考えます。つまり、近未来の時代の先行きを国も見通せなかったのだと思うのです。

象徴的なのが森政権時代に日本はITで世界一になると、沖縄で開催された先進国7カ国会議(サミット)で世界に豪語したにも関わらず、日本は国家主導で何も具体的に行動してきませんでした。その間、中国は国家主導で産業を後押しし、国有企業を中心に資本主義経済を伸ばしてきました。

米国も同様にスーパーハイウェイ構想の下にシリコンバレーのIT産業を後押しして、現在のGAFAMという巨大産業を生み出しました。GAFAMだけで日本の東証の1部上場の全企業の時価総額を上回ると言いますから、米国IT産業の成長力の強さは中国にも影響を与えています。

一方の日本は重厚長大産業に依存度が高く、気が付いてみると新興国に重厚長大の富を奪われてしまったのです。つまり、国家が時代の変化を読めなかったのではないでしょうか。一言で申しますと、国のリーダーは優秀な人材に国家戦略を描かせて主導しなければならないと思います。

やはり国家の未来をどんな形にするのかの国家ビジョンを明確にして、国が産業を主導していかなければならないと思います。一家の主が自分の家庭を将来どのように築いていくか、そのために子どもの将来を考えて、どんな教育を施していくべきかを考えるのと同じです。

 

2021年3月23日火曜日

隣国関係

「政冷経熱」という言葉を最近はあまり聴かなくなりました。旧民主党の野田政権時代に日本政府が尖閣列島の国有化を打ち出して、中国で大規模な反日運動が起きた頃の日中関係は最悪でした。71年の日中平和条約締結時に尖閣の問題は棚上げだと報じられた田中角栄元首相と周恩来元首相の会談の中身が真実かどうかは分かりませんが、未来にはこの問題も平和友好を維持する上で双方に納得のゆく形に定着させるべきだと思います。

71年後、日本と中国との経済関係は急速に拡大し、今や経済においてお互いに必要不可欠の関係となっています。しかし、政治においては西側諸国の日本と中国は政治思想も指導体制も全く違うために対立するのが現実です。政治的な関係は尖閣問題以来、互いに関係は冷え込んでいますが、経済における繋がりはお互いに長年深い関係を築いてきました。しかし、米国を中心に反中国の機運が周辺国で次第に高まってきているのが現状です。

今こそ日本外交の見せ場だと思うのですが、隣国との関係は非常に難しい局面だと言わざるを得ません。「政冷経熱」の現実を認めて、上手く日本独自の考えを示して是々非々で臨むしかないと考えます。米国と中国の間に挟まれた日本は地政学的にも欧米諸国とは違うので、中国や韓国、北朝鮮との政治的関係は今後も難しい局面が続くと思いますが、粘り強く国民レベルで関係改善に努めるしかないと考えます。