2019年7月11日木曜日

少年

人と会った時の挨拶は基本中の基本だと思いますが、都会で暮らしていると同じ住民同士でも挨拶も交わさないことが多いようです。地方では知らない人同士でもすれ違ったら挨拶をするのが普通ですが随分違いを感じます。昨日の夜に御一緒した方が鹿児島を旅行されて、乗った地元のバスで起きた出来事を話されていました。内容はバスに乗ってきた少年がシルバーシートに腰掛けたとたん、運転手が大声で「そんなところへ座るな」と少年に怒鳴ったところ、少年は注意を受けた後に文句も言わずすぐに席を空けた、という話でした。今朝のニュースで耳にした都会での出来事、運転手とバス停の駐車禁止区域にバイクを止めていた少年のやり取りを動画配信で投稿されたものの放送でしたが、運転手に逆らう少年の言動は誰が見ても非常識極まりないもので、地方では有り得ない出来事だと感じました。しかし、地方も段々と高齢化とともに都会化が進行して、いずれは前述のバスの運転手の注意にも素直に従う少年のような姿が消えつつあるとも言われています。子どもの教育も、先ずは人に対しての挨拶から教えていき、徐々に物事に対する善悪の判断を身につけさせることが大事だと思います。「親の背中を見て子供は育つ」と言っても、朝も夜もほとんど親子の会話もないし、後ろ姿も見ない家庭生活では子どもはまともに育たないと思います。ややもすると後述の少年のように子どもが育ちかねないですね。

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