2019年7月29日月曜日

生き方

企業数の99.6%、勤労者の70%が中小企業だと言われています。中小企業の経営陣には定年制が無いために現役で頑張っている方は多いのですが、大企業は定年制とともに自動的に会社に残れない形となっているため、多くのOBの方は現職を離れて第二の人生を歩んでいます。日本企業の宿命でもありますが、シニア世代の現役と引退では経済にも少なからず影響を及ぼします。先週、40年来の大学時代の友人と懇親会を催しましたが、多くが元公務員や元銀行員で殆どが引退生活同様の毎日を送っています。自由な身分が羨ましいと言えば確かに羨ましい面もありますが、彼らには現役時代の横の繋がりは少ないのではないでしょうか。私も大企業に残っていれば今頃は自由な時間が溢れていたかもしれませんが、現役でビジネスに関わっていると縦や横の繋がりは増えても減らない良い面もあります。一旦大企業を卒業すると、自分でビジネスを新規に立ち上げようとする人はほとんど少ないのではないでしょうか。ビジネスのネタは限りなくあるのですが、寄り合い世帯で生きてきた人が多いので、相変わらず人に使われる人が圧倒的です。これからの大企業は、1人でも事業を立ち上げる意欲的な特徴ある人材を育てなければならないと切に思う次第です。「寄らば大樹の陰」の時代は完全に終わりましたので。

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