2019年7月18日木曜日

故郷

もう何年も見続けている「小さな村の物語イタリア」という大好きなTV番組があります。日本よりやや国土が狭いイタリアの村が数多く存在しているということです。国土全体に点在する村々がイタリア人から愛されている光景にいつも感動を覚えます。彼らは故郷の家族を一番に大切にし、若い時の一時期は都会へ出ますが、村をこよなく愛するため、自分の大切なものとして決して捨てないで戻ってきます。一方、日本人は一旦都会で住み付いたら故郷へ戻らず、都会を永住の地として選択する場合が多いように思います。私自身もひとごとではありませんが、多くの日本人が同じような考えと行動をするので、未だに地方の過疎化は止まりません。いずれ日本の村は無くなるか、外国人が土地を買って住むようになるかもしれません。日本人も都会へ出て多くを望まなければ地方でも暮らせるはずなのですが、自分が育ってきた大切な村を結果的には捨ててしまうわけです。イタリアの村人は老若男女が相携えて生きていますので、日本のように過疎化がそれほど進行しないのです。日本人とは国民性もだいぶ違いますが、イタリア人の特性として日本人も学ぶべきところはあるような気がいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿