2019年7月22日月曜日

奨学金

参議院選挙も漸く終わりました。ネットによる様々な呼びかけにも拘らず、投票率が戦後2番目に低い48%強だったことは、今回の選挙上の争点も有権者には定めにくい面のあったのだろうと感じた次第です。私自身もこれまで一度も投票を棄権したことはありませんが、投票所へ行くまで、どの党の、誰に投票するかさえ決断が付きませんでしたので、若い人が選択に迷うのも仕方がありません。先日、学生へインタビューして、ニュースでは聴いたことがありましたが奨学金の返済が社会人としての負担になることをあらためて疑問に感じました。6百万円の奨学金を最長40年間で返済することになっているようですが、私が問題視したのは、何故、国は将来も考慮せず学生に貸し付けるのかということです。インフレが続けば無金利だと返済も軽くなりますが、そのような期待は薄いと考えるからです。少子化が一段と進む世の中で、大学の数ばかりが単純に増えていくのも、国民負担や国家財政を考えれば問題で時代に逆行しているような気がします。貧富の差で高等教育が受けられない事態も憂慮すべきですが、学費の高騰が国民生活にしわ寄せしているのも現実です。子どもが巣立った我が家も、確かに子どもの学費の工面に苦労したことを思い出します。子どもには負担を掛けたくないものです。ちなみに、私は家庭が貧しかったので奨学金を頼りにしながらも自力で卒業しましたが、社会人になって生活費からの返済は楽ではなかったと記憶しています。

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