2020年2月25日火曜日

認識レベル

今回の新型コロナウイルス感染騒ぎでも、専門家による認識レベルが極端に違うことを改めて感じさせられました。日本は動物による感染症防止はこれまで幾度も経験してきましたが、人による感染症防止にはかなり不慣れであることが今回は判明しました。我が家でも、このような時に比較的呑気な性格の私に対して、家内は必要以上に心配性で用心深いところがあります。「やっていればよかった」「やらなければよかった」という事前の判断がとても重要であることを、我が家の夫婦間でよく話題になります。責任ある立場にいれば尚更、事前の判断は特に慎重であるべきです。三連休は、アフガンで尊い命を奪われた中村哲医師の足跡記録、二・二六事件の新たな真実、再現ドラマですが、昨夜の吉田元首相時代の史実など、日本の歴史も人間の認識レベルの差によって変わってくることが理解できます。「想定内」「想定外」という言葉が様々な場面で用いられますが、想定を深めて慎重に事に当たることが如何に大切であるかを、いつも何か事件が起きるたびに感じさせられます。「備えあれば患いなし」とはいうものの、人は何か起きて初めて、今後は過ちを犯さないように用心を重ねるものです。しかし認識の違いは人それぞれですので、過ちを犯す人は繰り返すのです。性(さが)なのでしょうね。周囲に、またはリーダーに望ましい判断を下す人がどこの世界でも必要のようです。認識レベルが違っても、多少うるさい人をなるべく排除しないことが大切だと思います。

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