2020年2月28日金曜日

責任感

責任感と言っても人それぞれ重みの内容が違います。かつて私も大きな会社にいた頃は、当たり前ですが給料をもらっている以上、自分の仕事に対して責任感を強く抱いていました。しかし会社を経営していると、これも当たり前ですが社員を抱えている会社に対する責任感を感じるわけです。大企業は業績が悪化した時に、業績回復のために経営トップは自らの責任でリストラを実行することがありますが、資本主義経済の中で株主の期待も含め、企業を存続させるためには不可避な手段かもしれません。しかし、それはそれまでの信用と豊富な蓄積があるから可能なのです。一方、中小企業は大企業ほどの信用と蓄積はないのでリストラは困難です。最終的に頼れるのは経営である自分の判断力次第となるわけです。簡単に言いますが、経営者の判断力には全社員の雇用を守るという大きな責任が伴います。苦境に際しても、いざという時に万難を排して皆が結束できるかが勝負だと思います。日本ラグビーの「ワンチーム」のように、衆知を結集して、これからも困難を乗り切っていきたいと思います。

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