2020年12月23日水曜日

学生支援

 本年4月から某大学の非常勤講師を仰せつかっていますが、あいにく新学期よりコロナにより大学自体が閉鎖となり、折角対面での授業に張り切っていたのですが、動画コンテンツを大学のサーバに配信するのみとなりました。卒業式にも毎年出席していたのですが、卒業式も入学式もご存じの通り中止です。今年は学園祭もオンラインで開催された模様で、各大学においても未曽有の出来事が起きた一年でした。

その中で本日取り上げましたのは、コロナ禍で就学困難な学生に金銭的支援をしようと、大学本部のほかに学部内でも検討して支援金を決定しました。年内に他の方が予備審査をして、来年早々に学生の最終面接に私も同席して被支援者を選定することとなりました。此処だけの話ですが、支援金への応募者の中にはひとり親世帯の学生や個人の物欲で支援を得ようという学生も少なからずいたとのことです。

大学生も高校生も将来が見通せず不安を抱いていると思いますが、世の中が変革する時代は新たな雇用が生まれるチャンスでもあります。経済的な格差は与えられた運命だと割り切って、学生の身分でも自分自身で自立することを目指してほしいと思います。社会的な支援も公平さが一番重要です。その意味で支援の選定基準の中で成績を重視することは当たり前だと思うわけです。

コロナ禍で生活の困窮に対して、自責の念を抱くどころか他責の念ばかりの主張が目立つこの頃のような気も致します。発症元の中国が何故コロナ感染を沈め、経済活動を正常化させてプラス成長に戻すことができたのか、我が国はあまり参考にしたくないようにも思えます。米中貿易摩擦はこれからも続くでしょうが、日本の学生もアジア新興国のハングリー精神に学んで我が国の経済を牽引してほしいです。それは地政学的にも大変重要なことだと考えます。

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