2020年12月28日月曜日

出生数

 日本の19年度の出生数は80万人くらいのようですが、中国は1465万人の子どもが19年度生まれたようです。それでも58年ぶりの低水準の出生数のようです。中国では一時は人口増を抑制するために一人っ子政策を取ってきましたが、現在は増やす方向に舵を切っているみたいです。日本は人口の10倍以上の14億人いる中国と比べても出生数が少な過ぎます。

私の世代は現在の出生数の3倍以上の2百万人台の子どもが毎年誕生していましたので、1億2千万人の現在の人口から考えると80万人とは危機的状況です。私も2人しか子どもは持ちませんでしたが、今思えば4人くらいいたほうが良かったのですが、集団就職で都会へ出てきた私の世代も子どもは2人が圧倒的に多いようで、経済的にも限界がありました。

つまり40年前から日本には将来に向けての綿密な人口政策がなかったという事です。会社は毎年、将来の成長のために新卒者を雇用して平均年齢も維持するように努めますが、国を会社だとすれば、高齢化してとうの昔に倒産していることになります。やはり政治や行政に司る人は将来を見据えて、子どもは国が責任を持って育てるような意識が必要だと思います。

新しい年を目前にしてコロナ禍にばかり目が行っていますが、富裕層に税金を掛けてでも日本の将来に向けてもっと出生数を増やす政策を練ることが重要だと思います。目の前の蠅ばかり追っているような気がしてなりません。知の巨人ドラッガーから学びを得たマーケティングの大家であるフィリップ・コトラー教授のような人に日本の有るべき姿を学ぶべきだと思います。

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