2020年12月18日金曜日

シリコンバレー

今から20年近く前に2度ほどシリコンバレーの企業を訪問したことがあります。まだサン・マイクロシステムズやシリコングラフィックスが業績絶好調の頃です。

サンノゼのインキュベーションセンターでの講師は、日本企業でシリコンバレーで積極的な活動が目立つのはソフトバンクくらいだと話していたのが印象的でした。

サンフランシスコでは立ち上がって1,2年のLINUX企業を訪問したのですが、200名くらいの技術者をあっという間に採用する米国ベンチャーのスピード感には驚きました。

その前からも当時も、シリコンバレーは雨後の筍の如くベンチャーが生まれては消え、消えては新しく誕生する土壌でした。現在のGoogleやFacebookなど、もっと後にスタンフォード大学などの学生ベンチャーから誕生した企業です。

一方の我が国は、その後の2000年に世界一のIT先進国を目指すと言い出したのです。しかし現実は、明確なビジョンも戦略も変革に伴う実践も無くて今日(2020年)を迎えたのです。

まだ当時の日本は既存の産業界が潤っていたので、ITを駆使した産業構造の変化を志す機運はあまり感じられませんでした。

しかし、新型コロナを機にIT後進国の汚名挽回を新政権も掲げましたので、最後の追い上げのチャンスだと思って我々も力を発揮したいと思います。

 


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