2021年12月8日水曜日

責任論

 先日、何かのコラムで前日本ハムファイターズ監督の栗山氏の言葉を拝見しました。その中で印象に残ったことは、「責任を取る」ことよりも「責任を果たす」ことに力点を置いて監督業を引き受けてこられたということです。責任ある立場にある人が、責任を取って辞めることばかりで責任を果たそうとしないケースを世間ではよく見かけます。自分の都合を優先して周囲を顧みないことも同じことです。

本日は日本が太平洋戦争に突入して開戦30年に当たりますが、今一度為政者は国民のために世論にしっかり耳を傾けて政治責任を果たしてほしいところです。最近、民主主義社会と言えども、国民の分断が見られたり、強権政治で民主主義が犠牲になっている国々が増えているような気がします。つまり国家が右傾化へ走っているように見えるのです。

産業界でも企業が不祥事を起こしてリーダーが責任を取って辞めたりしますが、本当に経営者として経営の責任を果たしてきたのかという印象を抱きます。学校も家庭も同じことで、校長なり親が子どもの養育の責任を十分に果たすことを今一度真剣に考えるべきだと思う次第です。学校や家庭が責任を果たさないで子どもがまともに成長するとは思えません。

 

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