2021年12月16日木曜日

公文書

公文書の改ざん事件に漸く政府が動いて訴訟への和解に道が開かれた模様です。事件が発生して以来何年も掛かりましたが、改めて罪の重さを関係者は再認識されるでしょう。公文書の改ざんを指示したキャリア幹部が、職責を全うする部下を死に追いやった事件は決して許されるべきではないと思います。

昨日、50年になるロッキード事件を振り返るオンライン対談に参加しました。当時の贈収賄事件に伴う金権腐敗は政・官・民間にはびこんでいました。私も一時身を置いていた建設業界では汚職が裏ではまかり通っていました。摘発されるたびに時代とともに浄化され、今では事件が摘発されることもほとんど少なくなったようです。

戦時中の機密文書のほとんどが敗戦後に軍部によって証拠隠滅のため廃棄されたと言われています。公文書は記録として保存が義務付けられているのですが、真実を改ざんすると虚実として保存の価値は無くなります。キャリア幹部が虚偽と分かっていながら、故意に文書を改ざんしたとなれば当然に犯罪行為となります。


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