2021年12月6日月曜日

市場価値

 人生100年時代を迎えて、60歳以降の人生をどのように生きるかが問われています。日本は大企業の終身雇用が長く続いたために、諸外国に比べて人材の流動性が極端に低くなっています。1社で長く働くことで結果として定年後の再就職も難しくなっているのが現実です。

できれば入社後10年くらいで社外へスピンアウトするくらいの人材が、これから先はもっと増えなければ日本企業の全体的な成長は難しいと思います。中小企業の経営をしていると、大企業で育った人材が自分の可能性を十分に生かせずに犠牲にしていることがわかります。

外資系の人材は転職によってキャリアパスを他社で活かしてさらにステップアップを目指しますが、日本企業の人材は保守的で定年まで村社会に浸ろうとします。愛社精神は否定しませんが、外部でも実力が発揮できるような人材でなければ市場価値がないことを意識すべきです。

 

 

 


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