2024年8月30日金曜日

争いを解決しよう!

人と人との争いはどうしたら解決の糸口へ徐々に向かうのでしょうか。争いの発端は双方に言い分があり、お互いに自らの至らなさを反省しない限り、もつれた間柄を永遠に解きほぐすことは不可能となります。イスラエルとハマスの争いも、ロシアとウクライナの戦争もお互いに自分の過ちを認める姿勢があれば和平交渉のテーブルにつけるはずですが、意地とプライドで自ら反省して姿勢を変えようとしないから事態は進展しないと思うのです。

もめごとの原因はどんな場合でも双方に何らかの至らなさが必ずあります。どちらか一方が正しいということはあり得ないと思うのです。常に自分にも至らなさがあることを自覚することで争いの解決の糸口になり得るのです。他責思考ばかりを繰り返し主張し続けていると後ろ向きになるだけで未来が開かれないと思うのです。つまり自分の至らなさには気が付かないから姿勢が変わらず人間関係にも支障をきたします。

どうすれば自分の至らなさに気づくようになるのでしょうか。自分を変えてくれるのは第三者だと思うのです。信仰を持つことも一つだと思います。人付き合いもなく環境を変えることが無ければ井の中の蛙で歳を取っても自分の姿勢は変わらないものです。自分を反省することができれば相手に対する姿勢も自然に変わります。人には過去の溜まり積もった不満や恨みはなかなか消えないものです。でも自分の過去は変えられないので、これからの自分を変えて幸せを追求していこうではありませんか。 

2024年8月29日木曜日

民法改正について

 近く民法改正で共同親権が導入されるようです。つまり「子の幸せ」を優先し、子を育てる責任が離婚後も夫婦にあることが明確になるのです。家庭裁判所の調停や協議離婚する夫婦に義務付けられるのでしょうが、DVなどで妻が実家に救いを求めるようなケースでは共同親権は現実的に難しいと思われます。そこで登場したのがADRという裁判外紛争解決手続きです。

弁護士など第三者が関与して、訴訟手続きではなく話し合いで親権や養育費、親子交流、財産分与などを決めるようです。弁護士会や一般社団法人など法務大臣の認証を受けた民間ADR事業者が活動を行っています。カウンセラーなど第三者を挟むことで直接の交渉をしなくても離婚条件の合意書を交わすことができます。

これまでの協議離婚では養育費についても親子交流に関しても曖昧でしたが、家庭裁判所の調停には限界があると思われるからです。夫婦はお互いの落ち度を主張するだけで肝心の最優先されるべき「子の幸せ」が離婚に際して抜けていたように思われます。子どもは未来を担う大切な存在です。最大限に「子の幸せ」を追求することを両親は考えてほしいものです。

2024年8月28日水曜日

ハードからソフトへ

 30歳を過ぎてたまたまの縁でコンピュータ業界へ転向しました。40年間近く業界に身を置いてきましたが、日進月歩のテクノロジーの変化を経営人生の中で経験して本当に良かったと思います。平成のバブルが崩壊して日本も産業構造の改革が叫ばれていた頃に、シリコンバレーの先端企業の視察団として参加しました。当時はメインフレーム(大型汎用機をホストとする)時代から分散処理の時代へ転換していく頃でした。

マイクロソフトの時代が到来して間もない頃でしたが、シリコンバレーは雨後の筍のように新しいテクノロジーを有した企業が続々と誕生している時代でした。やがて当時、隆盛を誇ったサン・マイクロシステムズもこの世から消え去ってしまいましたが、結果としては急速なテクノロジーの変化でライバルとの競争に追随できなかったからです。このようなコンピュータ業界の浮沈現象はずっと続いています。

日本はハードウェアには強いがソフトウェアには弱いという時代は今に始まったわけではないのです。結果的にはハードウェアの時代も去り、ソフトウェアに重心を置くIT業界の時代に変わってきたのです。ナスダックのテック企業の殆どがITで世界的に成長してきたところです。同じモノづくりでもハードとソフトでは付加価値も成長力も違います。失われた30年と言われてきましたが、日本がITを重視せず生産性を高めて成長してこなかった原因がよくわかります。


2024年8月27日火曜日

生き方

 人の生き方は十人十色で様々な違いがあります。現役時代の仕事から早く退きたいという人もいますが、他方では働けるうちは働き続けたいという人や可能であれば死ぬまで現役のままで働き続けたいという人がいます。個人としての在り方の違いですが、夫婦の在り方の違いでは、いつも同じ時間を一緒に過ごしたい夫婦もいれば、時々顔を合わせればいいという夫婦もいるでしょう。お互いに相性次第ですから色んな夫婦の違いが当然あるはずです。

私自身は働けるうちは働き続けたいという願望はありましたが、最近になって妻から諭されて自らの年齢と引き際を強く意識するようになりました。実は近くの同業の創業者が94歳で社長を引退されてお孫様に引き継がれ、それから1年も経たないうちに急逝されたのです。個人的にも大変親しくして頂いた方だったので私自身は同じような人生を歩みたくないと強い思いを抱いたのです。それから自分の人生は自分で決めないと後悔すると生き方を見つめ直しました。

我が家の夫婦としては多分、お互いにいつも傍にいてくれると助かると思っているのではないでしょうか。これまでの長い人生で一緒に居ることに退屈さを感じたことはありません。さて、本日は寅さんこと渥美清さん主演映画の「男はつらいよ」公開55年の記念日のようです。「男はつらいよ」の寅さんにも夫婦のような相性のいい女性が大勢いました。必ずしも夫婦でなくても、傍に居てくれるだけでいいお相手の存在があれば人は自分の人生に生き甲斐を感じるでしょうね。


2024年8月26日月曜日

米国利下げ

 先週土曜日、米国では金曜ですが、FRBのパウエル議長が利下げのメッセージを伝えたところ、NYダウは500ドルの大幅な上昇となりました。同時に外国為替も円高ドル安へ進んだのです。おそらく週明けの日本の株価に影響するだろうと考えました。

週明けの本日は円高に対して日経平均はどう反応するだろうと考えていましたが、やはり予想通り輸出関連株から大幅に株価が下落する相場となりました。政府や日銀が為替介入して円安を是正しようとしたことが意味を成さないようです。

日本が為替操作をしても一時期の効果だけで長続きしないのが円相場です。円高は企業収益にも影響するので投資家の動きにより株価も反応します。日本経済が多少の円高でも耐えられる強さにならなければ世界との競争力が低下していきます。


2024年8月23日金曜日

夫婦別姓

連続テレビ小説「虎に翼」を毎日楽しみに見ています。きっかけは法律の世界と伊藤沙莉という女優さんの演技に興味があったからです。本日のタイトルは「夫婦別姓」について私の持論を話したいと考えています。主人公のモデルは三淵嘉子という日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性のストーリーです。長年人生を歩んできて、家庭の在り方が昭和時代から今日に至り大きく変化してきたことを感じ、時代に応じて夫婦の在り方も変わるべきだと考えるからです。

私が育った幼少時代は明治生まれの祖父母によって家庭が成り立っていました。祖父は家事を一切手伝わないどころか命令するだけで何もしない、一方の祖母は祖父と外の仕事をしながらすべての家事をこなしていました。現代の我が家の在り方とはあまりにも違いがあります。当然に結婚したら妻は夫の家に嫁ぐもので、個人としての旧姓の人権は今の民法でも議論が続いているのが現在の日本です。戦後間もない頃に「虎に翼」のような家庭が存在したことに驚きを感じています。

日本の民法はなぜ諸外国の人々の意識の変化に合わせて旧態依然とした法律を改正しようとしないのか疑問なのです。「虎に翼」の主人公夫婦が事実婚に至ったことも驚きですが、今後の家庭の在り方がどうなるのかにも大変興味を持っています。実は近く次女が結婚の予定ですが、私の内心では旧姓のままで婚姻ができたら、お互いの家が平等の付き合いができると考えるからです。紙切れ一枚で法律的に婚姻しても別居生活のような家庭では意味がないし、子どもにも良い影響を与えないと思うからです。

2024年8月22日木曜日

総裁選挙

日本の自民党総裁選挙に違和感を感じざるを得ない点があります。過去にないような候補者の人数ですが、本番の選挙の前に予備選挙を行ってから候補者を絞って本選挙に臨むべきではないでしょうか。米国の大統領選挙などは1年以上前から予備選挙で党の代表を選び、最終的に党の代表同士で選挙を戦います。しかし日本の場合、いきなり党首選挙ですから国民にも選ばれた理由やプロセスがわかりにくいのです。

かつて選挙戦で国民に政策を広く宣言するマニフェスト選挙のブームがありました。しかし羊頭狗肉で、実際には実現不可能な現実離れした政策ばかり並べて、結果的には国民の信頼を裏切ってしまったこともありました。その反省もあり、近年は政策の具体性に欠けるところがあります。誰が総理になっても政治は変わらないという率直な意見が多いのではないでしょうか。

現在の小選挙区制は、中選挙区制での金権腐敗政治の撤廃と二大政党制を実現するために考えられた選挙区制度ですが、金権腐敗は減りましたが二大政党制はなかなか実現しません。つまり党の執行部に公認権があるために公認候補が絞られ自由に立候補できないデメリットがあります。国民の側からは個人より党を選ぶような選挙になりますので、選挙に魅力を感じないのだと考えます。もっと激しい政策の議論をすべきです。

 

2024年8月21日水曜日

内部統制

創立45年を経て素手で創ってきた弊社が一躍大手企業の仲間入りを果たすことができました。いきさつには賛否両論がありますが、弊社の将来を考えて私自身が決断したことなので社員の皆さんには自分の成長のためにも頑張っていただきたいというのが本心です。現在、グループ入りして苦労しているのが内部統制の社内への浸透です。性善説に立てば人間は本来正しい人格を備えているので法規的に縛らなくてもという説もあります。しかし、性悪説も前提にして法規的措置が存在しなければ企業内においての犯罪は始末できないのです。 

企業の規模は別として、近年企業内不祥事が後を絶たないのが現実です。会社自体が悪に手を染める企業も少なくないのです。かつて独立系として有名だった出光石油の創業時代には上場企業ながら就業規則のない会社だと聞いたことがあります。つまり、創業時から人間教育が徹底されてきたので従業員を規則に縛る必要が無かったとも言えます。しかし、明治・大正・昭和時代を経て創業時の理念が少しずつ変容し、陰で犯罪を犯す人間が出てきたのです。特に巨大企業では管理がおろそかになり、報・連・相すら忘れ去られてきたのが現実です。

私自身も創業当時から社員の自主性を重んじてきましたが、放置状態となり実態が把握できないと経営上、大抵は落とし穴に嵌ってしまうのです。大企業でも犯罪が起きるのは現場が放置状態になっているからです。なぜ内部統制が近年うるさくなったかと申しますと、悪事を働く人間の性悪説を前提にしているからです。私自身も大企業社員の犯罪を身近で見てきましたので、家庭教育の問題か分かりませんが人間教育など現在の企業は手に負えないので内部統制で経営陣をはじめ社員の行動を厳しく縛るしかないのです。不祥事を未然に防止するためです。

2024年8月20日火曜日

レジリエンス

近年、レジリエンスという言葉が様々な場面で出てきます。私自身も長年にわたり企業経営をして参りましたが、平成のバブル崩壊での困難な苦境から立ち上がるためには心理的なレジリエンスが必須でした。当時は命以外失うものが無い程、会社の財務諸表も相当傷んでいましたけれど、どん底から這い上がる勇気があれば徐々に状況は持ち直していくものです。そのためには決して負けないために精神的な粘り強さが必要です。臥薪嘗胆の心意気です。

言うは易く行うは難しですが、年齢的に若さがあれば努力することで困難を乗り越えることが可能だと考えます。そのためには人には言えないくらい日々の勤勉さと行動力が必要です。経営は一人ではできないので自分の協力者を自分の足で見つけなければなりません。社員は一朝一夕には育ちませんので、企業のOBを揃えて社員を地道に育てる会社組織をつくることが大切ですが、小さな会社では世間で言うように人的資本になかなか費用を捻出できません。

会社自身で育てようとしなくても育つような社員は、外の世界に接して自然に育つと考えています。要はそれぞれの人に成長しようという気持ちがあるかどうかです。謙虚に学ばなければレジリエンスという現象は心理的にも起きません。先日のフランス五輪でアスリートたちが雪辱を晴らすために次期ロス五輪でメダルを目指すという言葉が印象的でした。果てしなきレジリエンスに期待したいものです。我々もビジネスの世界で強くなりましょう!

2024年8月19日月曜日

縁というもの

人にはそれぞれ多様な出会いがあります。しかし、出会いを縁に変えて結果的に良縁に結びつくことは数少ないと考えます。良縁はお互いが信頼し合わなければ成立しないものです。最初は良縁だと感じても、結果的に良縁ではなかったということもあり得ます。縁は切り拓いて耕さなければ発展的に強くならないものです。世の中に出会いや知り合いは多々経験しますが、切れない縁に強くなるためには見えない努力が必要だと思います。

幸せな人生を歩んでいる方は縁を大切に生きてきた方々ではないでしょうか。縁は人脈のようなものですが、いざという時に振り向いてくれる仲間の存在かも知れません。人脈は多いに越したことはありませんが、良縁となるものはそれほど多くはないはずです。縁を大切にすれば縁が縁を結びつけてくれるものです。結婚も一つの縁が発展して成就するものです。知り合いで仲良くなって結婚に結びついても良縁とは限りません。

実は結婚を半ば本人も親も諦めていた次女にたまたま縁が天から降ってきたのです。出会いも少なくなかった彼女になかなか縁に繋がる機会はなかったのですが、どうやら縁が徐々に進化しているようです。良縁に発展するかどうかはお互いの努力次第ですが、最初で最後のご縁に繋がればと静かに見守っているところです。私自身も妻から見れば変わった人間のようですが、噂話を耳にすると彼氏も私と同じようにかなり変わった人物のようです。

 

2024年8月16日金曜日

日本を託す人

 さて、次期政権を担う人が誰になるのか直接の選挙権がないため想像しかありませんが、メディアで報道される各総裁候補者の主張をみますとそれぞれの方の特徴の違いが分かります。国のリーダーを選ぶことは国内外的に大変重要なことです。大切なことは選ばれたリーダーを党全体が支えなければ複雑化した国際情勢や日本経済をけん引していくことは不可能です。つまり、これからの日本に残された余裕の時間はないと考えるからです。

パリ五輪での活躍のように、オール日本でチームワークを活かして激動の時代を乗り切っていかなければ日本の政治経済の衰退は避けられません。よって、自民党内で単に人気や選挙に強い顔というのではなく、国内外からの信頼とともに世界のリーダーの一員に相応しいと思われる方を選んでほしいですが、あまり党内の調和ばかり考えず政治家としての使命を是非実現していただきたいと考えます。

人口減が避けられない日本は政治経済ともに独自性を発揮するしかありません。これからのリーダーはOEDC諸国での水準を引き上げるよう国民を鼓舞してくれる存在であってほしいのです。リーダーが自信を持って国民に語りかければ次代を担う若者が次々に登場してくるはずです。ベンチャー精神を育むために、良い政策を実現するには規制を前提に設けないことです。

2024年8月15日木曜日

GDPの維持

今後、人口減が避けられない日本の成長をどのようにしたら維持できるのか、なかなか難しい課題ですが多くの人が考える対策としては、海外からの労働者を増やしたり、移民政策を緩和したり、自動化のためにロボットを多用するなどです。しかし、この先も円安が続くと賃金が安いため海外からの労働者や優秀な人材もなかなか集まりにくいという面があります。

ロボットを駆使して自動化により国内の生産性を上げることは短期的には効果がありますが、他国も同じように自動化を進めると海外との競争に勝つことは容易ではありません。また日本の場合、人口減で国内市場も小さくなるのでGDPを維持するには海外市場つまり外需を積極的に掘り起こさなければならないと考えます。

中国の成功例のように、日本政府が海外に進出する日本企業に補助金で支援するというニュースは朗報です。ODAの時代ではない、そんな余裕は日本にはないというのが率直な感想です。単なる開発援助だけのODAではなく、実際の海外へ進出する日本企業へ支援する時代だと考えます。グローバルサウスで稼ぐ日本企業を増やしていかなければなりません。



2024年8月14日水曜日

次期政権に期待

 午前中、外出中に館内のテレビに岸田首相の姿が映っていたので一体何事だろうと想像していましたが、帰宅して昼のニュースにて総裁選不出馬の会見を聴き、急なことで大変驚きました。最近、自民党の政治資金問題も重なり内閣支持率も20%台に低下していましたので、総裁選挙で勝利しても解散総選挙となった場合に与党の苦戦が予想されているところです。

私自身は右派の安倍政権や菅政権に比べて強引さがなく、中道の宏池会らしい党のバランスを重視して党の運営がなされていると評価していました。外交も外務大臣経験者らしく、諸外国への外遊にも熱心で日本の立ち位置を強く認識されていたように感じました。ただ性格的な面なのか慎重さが裏目に出て内閣支持率が回復しなかったのは事実です。

来週には総裁選挙への動きが徐々に活発化していくことが予想されますが、政治資金問題の責任が党内の派閥解消で雲散霧消化されたことに国民の不満が残っているのも事実です。次期政権が党の信頼回復に向けて国民へどのようなメッセージを語れるかが、次期衆議院選挙の行方にも大きく影響すると考えます。頼りがいのあるリーダーを選出していただきたいものです。

2024年8月13日火曜日

米大リーグに学ぶ

 大谷選手が米大リーグで活躍するようになってから、連日のようにNHKBSでライブ放送を見る習慣がついてきました。エンジェルス時代の試合もドジャース移籍後も、毎朝大リーグに出場している大谷選手の試合を観戦することから一日が始まっているようです。日本時間と米国時間とが朝と夕に逆転していることが米大リーグ観戦を可能と足ているのです。

日本のプロ野球しか観て来なかったこれまでと違い、現在は米大リーグに熱中する毎日です。米大リーグでメジャー選手としてデビューして活躍することが、米国では如何に野球選手として憧れの舞台であるかが少しは理解できます。また選手のケアが徹底していることと、選手も家族のことを試合に出る事より優先しているということです。

日本の場合、どうしても自分の家庭より仕事を優先して、私的なことは後回しになることが多いのですが、米国の野球選手を観ていると日本人とは試合に臨む姿勢の違いを感じます。チームの移籍も普通で選手同士が入れ替わることも頻繁に行われています。つまり、球団側は常に他球団と選手同士を交換してチームの選手を補強を繰り返しながら戦力のバランスを図っているようです。

2024年8月9日金曜日

動物の生態

 最近、素朴な疑問で動物のDNAに対して神秘的な思いを感じます。挙げればきりがない話ですが、鳥でも昆虫でも誰が教えたわけではないのにオスとメスが交尾をしてメスが出産するとお互いに卵を温めて、卵がかえるとオスとメスが共同して子育てをします。これは先祖から引き継がれたDNAだからだと考えます。また外敵から襲われると必死になって子どもを守ります。動物の生態をテレビでいつも感心しながら視聴しています。

人間もDNAが違い知らない人同士が結ばれて子どもを誕生させます。人間は知識があり、情報社会の中で成長するので理解できますが、鳥とか昆虫の世界にも知識や情報社会が存在するということだと想像します。屋外にハトや烏を見つけますが、10年も20年も生き続けている鳥ではない筈ですが、いつの間にか繁殖して先祖と全く同じような行動を取る様子がとても不思議に感じるのです。DNAは昔から変わらないということです。

人間もDNAは2割で環境で8割は変わっていくと言われています。よく言われるのは癌の血統があるとのことですが、環境によって生命体そのものが変化し、癌に感染することも防げるのです。ストレスが癌を引き起こす原因のひとつと言われていますが、隠れていたDNAの因子が突如として癌細胞へ変化するのだと考えます。私自身も両親は癌で亡くなりましたが、二人に一人が癌で亡くなる時代ですからあまり考え過ぎないようにしています。

2024年8月8日木曜日

パリ五輪その3

パリ五輪ではロシアの選手たちは出場停止となっています。理由はウクライナ侵攻でしょうが、ドーピングの問題もあるのでしょう。東京五輪ではROC(ロシアオリンピック委員会)の所属として出場したと記憶していますが、選手たちには政治の問題は関係ないという考えもあったのでしょう。しかし、ロシアのウクライナ侵攻は国として平和の祭典に出場する資格はないと考えます。私自身も今回のIOCの判断に賛成です。

では、ガザ地区を攻撃しているイスラエルはどうでしょうか。イスラエルはパリ五輪に出場していますが、これはおそらく攻撃されているパレスチナが国際的に国家として認められていないために地域紛争と判断されているのだと考えます。それとイスラエルの攻撃はもともとハマスが最初にイスラエルへ仕掛けた攻撃が発端となっているからでしょう。イスラエルを出場停止にするのは難しい判断です。

1980年のモスクワ五輪ではソビエトによるアフガニスタン侵攻に反対して日本を含め西側諸国は出場を辞退しました。開催直前になって急遽、出場辞退が決定されて出場を待ちわびていた日本選手たちも呆然とする事態となったのです。しかし、今回のパリ五輪ではロシアが出場していなくても何ら開催において影響はないようです。ロシアの選手たちも自国の為政者が犯した大罪を少しは感じてほしいものです。

 

2024年8月7日水曜日

次期政権

 米大統領選挙の話題は世界中で注目されていますが、肝心の我が国の総裁選挙は来月9月に予定が迫っているものの一向に盛り上がらないようです。自民党のどなたが政権についても現状と状況が大きく変わることはあり得ないと考えます。未だに総裁候補者の顔が見えないのは政治を変えようという意志を持ったリーダーが存在しないからです。しかし、野党勢力も自民党に対抗できる力も支持率もないのが現状です。

衆議院を解散しない限り現在の勢力図は変わらないので、不安定な政権交代を期待することは時期尚早と考えます。世界は2大政党が存在して、国民の支持率によって政権交代がスムーズに行われていますが、外交的にもあまり大きな違いはありません。しかし、日本は野党勢力に政権が移行することで国民の間には一抹の不安がないとも言えないのが現状です。シャドーキャビネットを国民に示すべきではないかと考えます。

米国の大統領選挙の行方は日本にも海外にも大きな影響を与えます。為替も円高になる可能性が大きいので漸くデフレから回復してきた日本経済の景気にも不透明感が増します。先行き不透明な政治・経済情勢は日本の株価にも影響します。日本政府がどのような戦略で今後望むのか新政権の声を聴きたいのが本音です。もっと政治には長期ビジョンを語ってほしいものです。日本は独自のものづくりで経済を強くしていくしかないと考えます。

2024年8月6日火曜日

79回目の「原爆の日」

 本日8月6日は広島で79回目の「原爆の日」を迎えました。パリ五輪のニュースばかりに国民の目が行き、報道も静かに現地の模様を伝えていました。私も8時15分に現地広島での黙とうにテレビ越しに参加し、黙とうを済ませてから会社へ出勤してきました。松井広島市長や岸田総理の映像もテレビで拝見しましたが、ご挨拶文は帰宅してからあらためて新聞に目を通したいと思います。

現在の核保有国は第二次大戦の連合国が中心で、核戦争の抑止力として保持されています。しかし、現状は他の国でも核開発が行われ、自国の防衛のために核を保有しようとしている国々が存在します。核の使用は、太平洋戦争中に米国で初めて広島と長崎に原爆が投下されて以来、敵国の攻撃に原爆として使用されていません。

もし、ロシアが核のボタンを押して相手を攻撃したら核戦争が勃発します。つまり、自国の防衛の最終手段として核の使用を考えているわけです。最近のロシアは相手の威嚇を目的に核の使用をちらつかせているのが現状です。松井市長の挨拶にもありましたが、ロシアでもゴルバチョフ元大統領時代は核軍縮に踏む込もうという意思が示されました。

為政者次第で戦争も起こすし、平和も守られます。第二次大戦の敗戦国で非核保有国であるドイツと日本がもっと力を合わせて国連の場で核軍縮を主張し、併せて民主主義の重要性を唱えるべきではないでしょうか。世界がかつての戦勝を祝賀しないで、戦争に勝利者はいないことを国連の場で加盟各国に自覚させるべきです。


2024年8月5日月曜日

短気は損気?

 連日、パリ五輪での日本選手たちの活躍ぶりに目を奪われますが、選手たちは本番前にどのような心境で臨むかと想像しましたところ、皆異口同音に相手を打ち負かそうとか、勝とうとか考えないで、大歓声を聴きながら折角出場の機会を得た4年に一度の五輪の場を愉しもうとするそうです。愉しむような心境で本番に臨んだ方が緊張して実力を発揮できない事態も多少は避けられるようです。世の様々な場面に共通するような気がいたします。

確かに、様々な大会でも勝負事でも勝とうとか儲けようという意志が強すぎるとマイナスに転じることが多いからです。つまり欲を出し過ぎると大敗を招いたり大損をしたりするものです。「舌切り雀」の物語に出てきますが、人間はどうしても損得の欲が出てしまいますが、その場だけの欲望はなるべく抑えて冷静に行動した方が、結果的にはより良い方向へ至るような気がいたします。短気は損気?

ウクライナとロシアの戦争もパレスチナとイスラエルの戦争も、両国のリーダーに冷静さがあれば今日のような悲惨な出来事には少なくとも至らなかったはずです。まもなく原爆投下慰霊日、そして終戦記念日が到来しますが、時の政府の心境が冷静であれば戦争を激化させることは避けられたかもしれません。政治や経済、そして国際スポーツの場でもも一歩間違った判断を下すと取り返しのつかない結果となりかねません。この点はパリ五輪でも選手たちに学ぶところが多々あるようです。


2024年8月2日金曜日

経営人材を育てる

 会社経営は人間を成長させてくれる手段だと考えます。世の中には世襲政治家が多いように大企業を中心に大半はサラリーマン経営者ばかりなのです。二代目三代目でも素晴らしい政治家も中には存在しますが少ないのが現実ではないでしょうか。会社経営においても素晴らしい経営者であれば良いのですが、歴史ある企業をつぶすような経営者も中にはいますので経営者選びは大変重要です。中には創業者に負けず劣らず優れた経営手腕を発揮する経営者も存在します。

そのような経営者には研ぎ澄まされた人間性があるからです。一人の人間として経営に対するぶれない経営理念を有しているかが大切だと考えます。日本人は成功している人に妬みを抱くことが多いようです。私の中学時代の同級生にも都会へ出て不動産業で成功している女性がいますが、同級生の女性からは現実の姿を見ないで中学時代の目線で彼女は人間的に評価され嫉妬心を抱かれます。私は同じ経営者として彼女の手腕が理解できますが、人によって見方が違うのですね。

人にライバル心を抱くのは大切なことです。負けない気持ちが無ければ人間的にも成長しないし、事業も成功しないからです。本当に経営で苦労すれば相手の気持ちが理解できます。つまり会社経営は潰さないように会社を維持していくのに大変な責任を負うからです。同じ経営者として理解できるのは誰でも創業時の苦労を経験して会社を成長させているからです。日本は周囲の環境がもっと経営人材を育てようなれば成長する会社も次々に誕生すると考えます。



2024年8月1日木曜日

パリ五輪その2

連日、パリ五輪の話題が尽きませんが、先日のニュースで驚いたことは日本が一時的にしてもメダルの数が世界でトップとなっていたことです。これまでの五輪では最初から米国、中国、今回の五輪では出場していないロシアなど超大国がメダルの数ではトップを占めていました。理由を考えますと、選手の育成方法において日本は諸外国と比べて一日之長があるのではないかと考えます。多くのアスリートが今や海外遠征などで普段から競いながら力を付けています。

日本の野球が強くなったのも大リーグで活躍する選手が増えてきたからだと考えます。多くのスポーツで海外遠征が増えて、トレーニングの仕方も世界と比較してより近代的な手法が取り入れられるようになったことが選手の強化に結びついたのだと考えます。しかし一方では、対戦国の選手のデータも手元で研究される時代なので、本番の試合で予想もしない結果を招くこともあります。だから五輪を観戦する国民の間で応援が盛り上がるのだと考えます。

政治や経済に携わる人たちも、言葉の壁はありながらも果敢にチャレンジ精神を発揮するアスリートの選手たちから学ぶものは多々あるような気がいたします。かつて日本と中国が国交を締結するにあたり、両国の卓球外交を通じて功を奏した時代がありました。スポーツ外交は人々の心を結び付ける不思議な力が存在します。ロシアが今大会に出場できなかったことは政治外交上も決して好ましくないと考えます。政治の犠牲になるのは国民だからです。