2024年8月1日木曜日

パリ五輪その2

連日、パリ五輪の話題が尽きませんが、先日のニュースで驚いたことは日本が一時的にしてもメダルの数が世界でトップとなっていたことです。これまでの五輪では最初から米国、中国、今回の五輪では出場していないロシアなど超大国がメダルの数ではトップを占めていました。理由を考えますと、選手の育成方法において日本は諸外国と比べて一日之長があるのではないかと考えます。多くのアスリートが今や海外遠征などで普段から競いながら力を付けています。

日本の野球が強くなったのも大リーグで活躍する選手が増えてきたからだと考えます。多くのスポーツで海外遠征が増えて、トレーニングの仕方も世界と比較してより近代的な手法が取り入れられるようになったことが選手の強化に結びついたのだと考えます。しかし一方では、対戦国の選手のデータも手元で研究される時代なので、本番の試合で予想もしない結果を招くこともあります。だから五輪を観戦する国民の間で応援が盛り上がるのだと考えます。

政治や経済に携わる人たちも、言葉の壁はありながらも果敢にチャレンジ精神を発揮するアスリートの選手たちから学ぶものは多々あるような気がいたします。かつて日本と中国が国交を締結するにあたり、両国の卓球外交を通じて功を奏した時代がありました。スポーツ外交は人々の心を結び付ける不思議な力が存在します。ロシアが今大会に出場できなかったことは政治外交上も決して好ましくないと考えます。政治の犠牲になるのは国民だからです。


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