2024年8月20日火曜日

レジリエンス

近年、レジリエンスという言葉が様々な場面で出てきます。私自身も長年にわたり企業経営をして参りましたが、平成のバブル崩壊での困難な苦境から立ち上がるためには心理的なレジリエンスが必須でした。当時は命以外失うものが無い程、会社の財務諸表も相当傷んでいましたけれど、どん底から這い上がる勇気があれば徐々に状況は持ち直していくものです。そのためには決して負けないために精神的な粘り強さが必要です。臥薪嘗胆の心意気です。

言うは易く行うは難しですが、年齢的に若さがあれば努力することで困難を乗り越えることが可能だと考えます。そのためには人には言えないくらい日々の勤勉さと行動力が必要です。経営は一人ではできないので自分の協力者を自分の足で見つけなければなりません。社員は一朝一夕には育ちませんので、企業のOBを揃えて社員を地道に育てる会社組織をつくることが大切ですが、小さな会社では世間で言うように人的資本になかなか費用を捻出できません。

会社自身で育てようとしなくても育つような社員は、外の世界に接して自然に育つと考えています。要はそれぞれの人に成長しようという気持ちがあるかどうかです。謙虚に学ばなければレジリエンスという現象は心理的にも起きません。先日のフランス五輪でアスリートたちが雪辱を晴らすために次期ロス五輪でメダルを目指すという言葉が印象的でした。果てしなきレジリエンスに期待したいものです。我々もビジネスの世界で強くなりましょう!

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