2019年3月12日火曜日
アドバイザリーボード
私も経営のアドバイザリーボード(羅針盤)だと思える人に長年教えを請うて来ました。人事に関しては厳格でいつも鋭い指摘を受けていました。私自身の性格かもしれませんが、外部から招聘してきた人に対して対応が甘いところがあります。信頼ある人から指摘されると、それを信じて馬謖を斬ることはやぶさかではありませんが、自分が採用した人を外すというのは、余程のことがない限り心情的に難しいものです。第三者機関ともいうべき、社外役員を常に監視する立場に置き意見を聴くことは、経営にとって大変重要なことだと思います。社内文化の良い部分は残し、革新性を受け入れないと、組織は保守的になり「井の中の蛙」となりかねないのです。ぬるま湯ではこの世は生き残れないと頭では分かっていても、「茹で蛙」状態にならなければ気が付かないものです。この事を座右の銘にして何年も経営してきましたが、外部の人材を活用しても、現状が楽ですから、私も含めて会社にいる人は敢えて中々変ろうとしないことも意識して、会社を良くするための一念で辛抱強く時間を待つしかないのです。
2019年3月11日月曜日
公開シンポジウム
本日は初めて学術研究の公開シンポジウムへ参加しました。登壇者は大学の学者や企業のトップクラス含め12名による専門分野の講演でした。いつも残念に思うのは、イノベーションを考える場に30代、40代の若者が少ないことです。私を含め年配者が会場に多くても、斬新的なアイデアは期待できないからです。現実に、目の前の仕事を解決するため現場を張っているのが30、40代を中心とした主要なメンバーだからです。日本は高齢化がさらに進みますが、その負担を財政的に支えているのも若者なのです。人口政策も年金政策も未来予想がなされて、適切な政策が取られてこなかったからでしょう。今更現状を嘆いても遅いのですが、折角豊かな国になったので、これからは楽しく面白い国づくりを目指して行くべきではないかと、先日亡くなられた堺屋太一さんの言葉を引用して、某主催者の締めの挨拶の中に問いかけありました。初めての参加でしたが、登壇の研究者の話も13分という制限の中で、ジャンルは色々でしたが、そこそこ興味が持てました。
2019年3月8日金曜日
2日間
今週、都内は慌ただしいニュースが連日流れていたようですが、こちら地方では長い2日間が静かに終わりました。お互いに他人を思いやる郷土の温かい気持ちに触れ、寂しい空気が漂う中でも、暫し都会を離れて気分的にも少し安堵感を覚えた次第です。時間に追われる都会と、のんびり過ごす地方の時間の流れは、感覚的にだいぶスピードが違います。2日間とも心が洗われた貴重なひと時でした。
2019年3月6日水曜日
運命その2
長崎空港へ着いたらあいにく雨が降っていました。不謹慎にも、思わずクールファイブの「長崎は今日も雨だった」の曲を思い出しました。これから会いにいく故人がまるで涙雨で迎えに来ているような感じがいたした。昨年の11月にお会いした時には、いつものように元気そのもので何の病的不安もなかったのですが、3ヶ月後には運命が変わってしまったのです。人の運命が呆気なく突然急変することに信じ難い思いを抱きました。人が生きていることの大切さを痛切に感じた今回の訪問となりました。
2019年3月5日火曜日
運命
昨日、一昨日とは打って変わり、今日は本当に穏やかで春らしい日和です。このような静かな自然環境の中でも、人の運命だけはどうなるか分からないし、他人がどうすることもできません。人それぞれ人生において様々な悲哀を経験しますけれども、運命だけは誰もコントロールできない無念さに、人力の儚さをも感じる次第です。なるべく後悔しないように、何でも早めの行動をした方が良いと後になって気付いたりするものです。こんな出だしで筆を取りますと、鴨長明の「方丈記」の一節「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」という冒頭がどうしても浮かんできます。亡き人に対して、これまでの御厚意に深く感謝し、ご冥福をお祈りしたいと思います。
2019年3月4日月曜日
ドラマ
現在、英国ではユーロ離脱問題で揺れ動いていますが、「ダウントン・アビー」という英国の貴族社会当時のドラマを毎週観ていますと、英国人のスタンスが1900年代初頭から独特の国民性を持っていることを感じます。日本ではユーロ圏から離脱するような国家的重要問題を国民投票にかける事など想像できませんが、それを行使できるのが議会制民主主義の発祥地とも言える英国なのでしょう。もし日本も、現在の日本国憲法が昭和初期に施行されていたならば、太平洋戦争も未然に防げたかもしれません。日本には大統領制のような強力な権限を政治の最高責任者に委ねるような政治体制は馴染まないことは歴史的にも理解できます。憲法改正も時の政権で強制的に変えられないのも国民主権の良いところだと思います。英国の「ダウントン・アビー」のような歴史的名作が近代歴史において日本に余り見られないことは残念です。
2019年3月1日金曜日
人事
「人事を尽くして天命を待つ」という諺があります。中小企業において人事を発動するのは社長の仕事ですが、私自身も外部からの人材登用で数々の失敗を繰り返してきました。社員から採用するたびに「又ですか?」と批判を浴びたりしたものです。生え抜き社員は自ら採用して新人から様子を見て判断するので、人事の失敗はそれ程多くはないのですが、外部から受け入れも実際には仕事をしてもらわないと殆ど能力は分かりません。かつて弊社に今は亡くなられましたが、社外の取締役人事部長や球団の代表を歴任されていた方が特別顧問でいました。非常勤でたまにしか見えなかったのですが、すぐさま外部からの人材を見分けて、社長の私に採否の意見を具申されていました。その後、辞めて頂いた方も多かったのですが、社長として人材を見極める力の無さにいつも反省していた次第です。今は客観的に厳しい人事に対する意見を言う人はいませんが、そのような存在は中小企業に必要だと思います。
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