2018年3月14日水曜日

退職

今から34年前、32歳になった頃、私の人生は大きく変わりました。土木建設業界から何も分からないIT業界へ妻子を伴って転職してきたのです。あれから35年目になりますが、入社して3年目に、先輩方から社長へ選任されるとは夢にも思いませんでした。それより、前職でお世話になった経営陣を初め多くの先輩方や後輩には当時、大変ご迷惑をかけたことが今でも脳裏に浮かびます。会社を経営していますと、多くの社員の退職に遭遇して辞められる側の会社として至らなさを反省すること然りですが、かつて辞めた私は穴があったら入りたいほど会社側の期待を裏切ってしまったわけです。社員の入社を迎える側は何のこだわりもないのですが、去られる側の気持ちは本人が理解できないほど複雑な気持ちだと思います。今は私自身も結構な年齢になりましたが、就職難の時代に採用して頂いた会社の亡き経営層の方には、現在もお礼とお詫びを兼ねて墓参りをしたいくらいの気持ちです。そのように社員から思われる経営者になれるように、これからもさらに精進しなければならないと考えています。

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