2018年6月12日火曜日

家族

先日、カンヌ祭受章の是枝監督映画作品「万引き家族」を観ました。正直に申しますと、何故これほどまで高評価されたのか最後まで鑑賞して不思議な思いを抱きました。これまでも是枝監督作品は観てきましたが、テーマとしては地域社会に隠れた普通の出来事ですが、家族を中心としたテーマであることはこれまでと同じです。ある意味、それだけ世界中でも家族のあり方が問われているのかもしれません。土曜日に起きた新幹線社内での殺傷事件も、元々の原因は家族のあり方に起因しています。マスコミは新幹線の安全管理の方にだけ注目していますが、私は家族の問題を根本的に解決しない限り、同じような事件は再び起こるのではないかと考えます。子供の頃、親から「嘘は泥棒の始まり」と教えられました。エリートと呼ばれる政治家や官僚の度重なる虚偽発言が子供の教育に影響を与えないはずはありません。「泥棒は殺人の始まり」ではありませんが、段々とエスカレートしていく昨今の事件を拝見しますと、人心が行き着くところまで来たのかという残念な気持ちになります。会社でもトップが公私混同で行動していたら、社員も真似てそのような振る舞いをします。上が腐っていた下まで腐るのです。日本の家庭教育を、もう一度原点に返って作り変える時期ではないかと考えます。

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