2018年6月15日金曜日

米朝会談

梅雨らしい毎日が続いています。天気が不安定ですので、お身体にはくれぐれもお気をつけください。今週は12日に歴史的な米朝両国首脳による会談がシンガポールで開催されました。韓国の文大統領が就任して、北朝鮮との融和路線が明確になり、金委員長の姿勢に変化が見られました。今年の平昌五輪などは合同で試合に臨むなど、朴政権から一転して北朝鮮の態度が変わりました。さらに4月27日には板門店で初めて南北会談が実現し、世界が驚くほどの友好ムードに終わりました。そして今週12日の米朝会談の実現へと進みました。この間の韓国・北朝鮮・中国そして米国における会談の進展ぶりは急転直下の如く、極めてスピーディでした。残念ながら日本の出る幕はありませんでしたが、米国を通して日本の意図が通じたように思われます。今後、日本が拉致問題の解決へ向かって、日朝会談がセッティングされるまでモンゴルで下打ち合わせが行われるようですが、それに対する代償の要求はかなり高いものと言われています。1910年代の大日本帝国による朝鮮併合の歴史的問題を未だに持ち出すのですから、本当に予想のつかない北朝鮮との交渉としては厄介なものです。政治でも経済でも、またはビジネスにおいても問題を先送りにすると後の始末が大変だということです。

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