2018年6月29日金曜日

海洋開発

昨日はある団体の施設見学会でJAMSTEC(海洋研究開発機構)を訪問しました。しかし今朝の新聞で「中国は中間線の中国側の海域に16基のガス田掘削施設を設置しており、掘削作業を進めている可能性がある」との政府の発表があり、中国との海洋開発における交渉が進んでいないことが判明しました。同時に驚いたのは、この6月22日に日本海洋掘削という東証1部上場会社が倒産したことを別のニュースで知ったからです。中国の行動が日本の海洋掘削会社の破綻時期とあまりにも一致していたからです。昨日のJAMSTEC見学においては何の兆候も感じなかったのですが、一夜明けて日本の海洋掘削事業が危機的状況であることに驚きました。一時は日本の海洋探索機の調査でレアメタルが発見されたと大ニュースになりましたが、いつの間にかその話題は沈静化していきました。おそらく天然資源として生かすには費用面で採算が合わないことが判明したものと思われます。その点、中国政府による東シナ海における単独での海洋開発は、周辺国への気遣いも無くあっという間のスピードで進んでいるようです。今後の日本の海洋開発はどのように展開されるのでしょうか。

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