2019年8月6日火曜日

金融市場

日本経済のファンダメンタルが変わらないのに、世界経済を混乱の渦に巻き込ませようとしている国があるために経済に水を差す事態が憂慮されています。為替や株の乱高下はいつも投資家の誰かが損をして誰かが一方的に儲かることになるだけの話です。もはや安定した将来の資産形成とはならないのが現在のグローバル金融の市場です。NISAが制度化されても市場が活発化しないのは、相場が経済のファンダメンタルが悪化もしていないのに不安定だから、折角の制度に若者も関心が向かないのです。兎に角、日本の金利を何とか上げる方向に経済を盛り上げなければ金融市場は活発化しませんし、国の財政赤字は膨らむ一方です。いろんな意味で、未だに日本の常識は世界の非常識という括りから抜け出ていないような気がします。先日、評論家の竹村健一氏がひっそりこの世を去りましたが、歯に絹を着せない物言いは今でも記憶にあり、日本の経済界は示唆に富んだ発言に何度も励まされたものです。今ではかつてのような政界や産業界にも物申す一言居士の評論家が少なくなったような気がいたします。願わくば、極端な金融市場の非常識にだけは惑わされないようにしたいものです。

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