2019年8月21日水曜日

陽は昇る

かつて日本は半導体事業で物凄く儲かった時期がありました。私も業界に素人なので自信を持って言えないのですが、何故、DRAMメモリの分野ばかりに拘らないで、CPUやMPU分野をもっと強化しなかったのかが今でも理解できないです。アームをはじめインテルやクアルコムなどはずっとライセンスフィーで今日まで多大な利益を上げてきたからです。利益を上げ続ければ先行的の設備投資も出来るので、結果的に他社の追随がなかなか及ばないのです。本日は、かつて知り合った半導体の技術者の方と久しぶりにお会いしました。現役中はなかなか専門的な本音の意見を聴き出すことができなかったので色々勉強できて幸いでした。ソフトウェアの世界なので当時何も分からなかった私は、半導体業界の方たちとの長い付き合いで随分大まかな知識を頂きました。産業が弱くなるというのは、優秀な技術者まで居なくてなってしまうことを意味します。今になって我が国が失くした技術の大きさに残念でなりません。諦めずに再び陽が昇ることを期待したいと思います。

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