2022年4月1日金曜日

新人諸君を迎えて

今日は入社式です。またまた晴れやかな顔ぶれが勢ぞろいしました。これからの長い人生を無駄にしないで大切にして生きてほしいと思います。最初の入社した会社で社会人のスタートを切りますが、全員が同じ会社で定年まで過ごすことは現在の日本でも少なくなりました。しかし一度辞めた会社に挨拶に来る方はあまり見られません。つまり何か不満が原因で辞めた場合は思い出したくもないし、顔を出したくもないのでしょうが、経営者としては立派に成長されたお姿を拝見したいものです。

私自身もかつて大企業を途中で辞めましたが、今の会社が落ち着いてからは時々以前の会社へ先輩方や同僚に会いに行きました。短いながらも感謝の気持ちがあったからです。大学を卒業して就職した会社の思い出は貴重な経験として自分の記憶のページにいつまでも残るものです。知人に学校の教員を終えた仲間がいますが、若い頃は卒業で教え子と別れるのは自分の子どもより寂しいと言っていました。その子どもたちが成長して大人になって訪ねてくれることの喜びは何物にも代えがたいと話していました。

会社も学校のように、例え理由があって辞めた社員たちでも喜んで会いに来てくれるような環境をつくりたいものです。会社は入ってみなければわからないし、仕事も経験してみなければわかりませんし、人間関係は仲間と付き合わなければわかりません。仕事も最初は何もわからなくて難しいことだらけだと思いますが、覚えてくると次第に面白くなるものです。時間も忘れて仕事に没頭することで自然と力がついてきますので、まず勉強することを忘れないこと、また先輩方のアドバイスに真摯に耳を傾けることを心掛けてください。私もそうしてきました。

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