2025年7月31日木曜日

人間力

 早朝、たまたまラジオ深夜便「明日への言葉」に出演されていた愛媛県の松山商業野球部元監督、澤田勝彦氏の話をご紹介します。1996年「第78回夏の甲子園野球大会」決勝戦で愛媛代表の松山商が6-3で熊本代表の熊本工業を奇跡的に破り優勝された当時の物語です。1969年(第51回)の時、延長引き分け再試合となって優勝して以来、27年振り5回目の優勝だったようです。

私も初めて感動のドラマを知ったのですが、9回3-3の同点で並び、延長10回熊本工業が1死満塁でチャンスの時に熊本工・本多の打球は守備固めで入ったばかりの矢野への大飛球となり、よもやタッチアップでサヨナラと思いきや、矢野が80メートルをノーバウンドで返球、本塁でタッチアウトにした。そして11回松山商は追加点を上げ、6-3で熊本工を破り優勝を果たしました。

甲子園の野球大会を40年取材してきたNHKアナウンサーの黒氏康博氏も元監督の澤田勝彦氏と話しながら1996年の決勝戦が一番感動したとの事です。つまりタイトルを「人間力」としたのは監督と選手たちの信頼関係、教育と成長が生徒たちの身体に深く浸透するのは、監督自身の人間力に左右されることが大きいとの結論でした。会社の経営も同じではないでしょうか。

2025年7月30日水曜日

縁づくり

 先週の土曜日、Clubhouseの「経営730」リアルイベントに参加するため南青山まで出かけてきました。Clubhouseに出会ったのは4年前でコロナ禍の真っ最中でした。最初は紹介者からClubhouseへのお誘いを受けたのですが、早朝から様々なルームが開設されており、興味深い音声のみのやり取り(ラジオもどきの音声SNS)を毎日のように聴いていました。

「グローバル共和国」というルームもその一つですが、すっかり「経営730」というルームの常連になってしまいました。私も突然ゲスト出演することになり、「経営×事業承継」について書籍の紹介とともに事業承継の話をすることになったのです。今回はゲストを中心とした経営陣の集いでした。いつも音声ばかりなので、リアルでの初対面の集まりに大変興味がありました。

全国からメンバーが集まりましたが、その多くは年齢も様々な女性起業家たちでした。どなたも自己紹介が上手く流暢な話しぶりでした。お名前だけは日頃からの参加者で知っていましたが、現実の素顔は想像とはまったく別でした。アイコンも音声もスマホでしか知り得ていなかったのでリアルのイベントは大変盛り上がりました。年に一度の貴重な縁づくりでした。

2025年7月29日火曜日

8がけ社会

2040年に現役世代の人口が2割減る「8がけ社会」がやってくる、その縮小社会に挑むという新潟県三条市のものづくりまちの課題解決に向けての議論を某新聞主催のイベントにてオンラインで視聴する機会がありました。先日の参院選挙で将来ビジョンも根拠もない中で日本がGDP千兆円を目指すような発言が飛び出し、政党の中の発言としても一瞬耳を疑ったような次第です。

GDPは近い将来、高齢化とともに現役の勤労世代が減りますので下がっていきます。しかし決して悲観すべきことではないし、地域社会で真剣に課題解決を考えればいい方向に進むはずです。 こういう私も地方での議論を聴いて対策があるとの可能性を感じたのです。都会に住む私たちはあまり危機感を抱きませんが、地方での人口減は自治体を維持していく上で深刻な問題です。

政治があまりにも中央の論理に集中し過ぎている感があります。今回の議論を視聴して私自身も地方の動きをあまりにも知らなさ過ぎるように感じました。議論に登場された鉄道会社も地方経済の衰退は同じ土俵だという認識で、積極的に関与されていることが分かりました。日本の各地で地域を活性化する取り組みが産官学の連携で実現することを期待してやみません。

2025年7月28日月曜日

運を掴む

 人は誰でも運勢にこだわります。神社に参るのも占いを見るのも運を気にするからです。長い人生にはいろんなことがあります。時々人生に不運を感じることもあるかと思います。逆に幸運だと感じる場合もあります。幸不幸はつきものなので物事をあまり深刻に考え過ぎないことです。私の場合は楽観的な性格なので自分の人生は運がいいと考えるタイプです。

周囲から「稲田さんは運がいいですね」という言葉をよく掛けられます。そう言われてみると間違いなく運がいいと言えるみたいです。運は待っていても来ないので、常に行動することによってたまたま幸運に接するのです。「待てば海路の日和あり」という慎重な対応が必要という格言もありますが、「犬も歩けば棒に当たる」という言葉もあります。

要は行動するにも程々に加減することが必要のようです。不運と思わないで世の中の教えだと考え、慎重に行動することが必要です。何でも行動するときはタイミングを計ることが大切です。チャンスを逃がすこともありますが、情報を先取りして前髪を掴むことでチャンスに恵まれることもあります。身に余るほど運がいい人間だと自覚していますので今回触れてみました。

2025年7月25日金曜日

趣味

 若い頃はプロレスと大相撲が大好きだったのですが、昨日のニュースで米国の人気プロレスラー、ハルク・ホーガンが71歳で死去したことに驚きました。80年代には時々リアルでプロレスを観戦していましたので、まるでヘラクレスのような肉体美をしたハルク・ホーガンの強さには圧倒されました。当時はアントニオ猪木やジャイアント馬場の全盛期で巨人のアドレ・ザ・ジャイアントやアブドーラ・ザ・ブッチャーなど迫力抜群のプロレスに興奮して観ていました。

現在、漸く時間が自由になったので毎日楽しく大相撲を観戦しています。ウクライナ出身の安青錦(あおにしき)は新入幕3戦目であれよあれよと前頭筆頭に上り詰め、今場所は現在トップの11勝2敗です。ひょっとして優勝するとおそらく来場所は三役昇進となるでしょう。順調に進めば大関や横綱も夢ではないように見えます。何十年も大相撲を観続けていますが、場内が毎日のように満員御礼となるのは珍しく如何に大相撲人気が高まっているのか納得できます。

プロ野球も長嶋・王が活躍の時代でしたので、プロレス、大相撲、プロ野球は食い入るようにテレビで観戦していました。自分自身も年齢的に老けてしまいましたが、往年のスポーツ選手の活躍ぶりは今でも鮮明に覚えています。最後に話は変わりますが、大相撲で新入幕したばかりの草野という前頭14枚目の力士が大活躍していますが、実は熊本県出身で久方ぶりの大物関取の登場で今後の活躍が大変楽しみです。


2025年7月24日木曜日

政権運営

昨年の衆院選挙も今回の参院選挙も、自公政権に代わる政党として有権者に救いの手を差し伸べたのが国民民主党や参政党だったような気がします。就職氷河期世代の有権者が目覚めて投票行動に走ったのではないでしょうか。つまり若い世代が既存政党に対してノーを突き付けたのだと考えます。自公政権では野党になったという発言をする政治家も出てきているように、今後の政権運営は相当大変難しくなることでしょう。

過去の失敗経験によりイデオロギーの異なる野党の連立政権はあり得ないとしても、衆参で少数与党になった自公政権が、国会で野党との真剣な議論を通して民意を反映した政策が実現されることに国民は期待せざるを得ないところです。仮に政権が交代したら財政規律は緩む方向へ向かうでしょうが、さらに経済を成長させるには政府による経済政策や財政出動しか切り札がないところです。

財政出動によって日本国債は利率が下がり、長期金利は上がっていくことで円高に振れるのでしょうが、現在の円安では輸入物価を抑えることは難しいようです。政権交代が実現するか分かりませんが、岸田政権のように国民の金融資産が貯蓄より投資へ向かうような経済政策を実現させることで若い人たちに利得が還元できる社会が形成され経済の好循環が生まれることを切に期待します。



 

2025年7月23日水曜日

関税問題

 米国との関税問題がようやく決着したようです。15%が低いのか高いのかわかりませんが、おそらく両国の落としどころが最終的に一致したものと想像します。日本に対しても貿易赤字を理由に一方的な圧力をかけてきましたが、日本も円安なので輸出が米国に集中し過ぎていたのかもしれません。

米国を除けばTPPで相手国との関税をゼロにしようという流れの中なのですが、米国にとってはTPPでは赤字が増えるばかりで、自国産業を守るために受け入れられないという事なのでしょう。米国にばかり投資をすることで各国の自国産業にも影響が出てくるはずです。

報道に依りますと5500億ドルの金融投資を要請されて日本は受け入れた模様です。やりたい放題の米国の要求を呑んだように感じられなくもありません。今回は閣僚にばかり任せないで、もっと石破総理が前面に出て交渉すべき国家においても最重要な問題だと感じた次第です。

2025年7月22日火曜日

選挙が終わって

参院選挙は各種メディアによる事前の予想通り自公の過半数割れとなりました。与党の支持率が低下してくると、不満の受け皿となる新党が誕生することで票が動くことは以前からありました。選挙公示期間中に世論受けする政策を並べられると有権者は注目し投票行動が変わることもあります。実際に政権運営を担わないので、政策の裏付けとなる財源など選挙戦で充分説明できないのが現実です。 

与野党の勢力図が拮抗していることは、国会で時間を掛けての議論が可能となるので望ましいと考えます。過去には国会で充分な議論が尽くされないまま強行採決されることもありました。これまでの衆参で圧倒的な一強多弱の国会運営ではよくあることですが、石破政権は内閣支持率が低迷して今回の選挙で衆参ともに少数与党の勢力となってしまいました。

今後の政権運営は大変ですが、国民に分かり易い議論を国会内で展開して、内閣の支持率を少しでも高めてほしいと期待しています。政権が安定することは国政を進める上でも大変重要です。諸外国のように国民の間に分断が起きることは国家にとっても国民にとっても不幸なことです。国民間の激しい分断はなかなか解消できないものです。


2025年7月18日金曜日

政局の行方

参院選挙の投票日まであと2日です。参議院議員は任期が6年で3年毎に半数が改選されます。与党は過半数の50議席以上を死守したいところですが、巷の予想では国民民主党や参政党が票を伸ばすことで与野党逆転となる可能性を示しています。果たして今回の選挙はどんな結果となることでしょうか。

為替も日本の財政悪化を懸念して円安傾向にあります。株価は円安で上昇するはずですが、米国との関税交渉がまとまらない状況にある為、一進一退で積極的な買いが見られないようです。参議院選挙後の交渉で決着をつけるとのことですが、なかなか打開は難しい状況のようです。

トランプ政権のやり方は一方的な”アメリカファースト”政策の押し付けです。日本に政治経済面でもっと実力があれば報復関税をちらつかせることもできますが、古くから対米依存の強い国でもありますので石破政権でも米国に対して強腰の交渉は難しいようです。

戦後80年を迎え、そろそろ日本ももっと独立国家として国の独自性や威信を示した方がいいのではないでしょうか。波乱が予想される今回の参院選挙も今後の政局の行方が問われる選挙となりそうです。政権選択にも繋がる重要な選挙のため大変注目しています。



 

2025年7月17日木曜日

人財

中小企業の経営は大企業とは異なることを自分の経験で身に染みて感じてきました。40歳から50歳にかけての就職氷河期世代は大学を出ても正社員として職に就くことができませんでした。大量採用する大企業が不況を乗り越えるために軒並みに新卒者の採用を控えたからです。

弊社も大企業の下請けがメインの事業で新卒者を採用しても仕事が無かったのですが、今が採用のチャンスだと自社の規模以上に当時新卒者を採用しました。つまり経営的に我慢すれば不況はそのうち明けると信じていたからです。

ところが予想に反して不況が長引いたのです。仕事を探すために必死な思いで東奔西走してあらゆる行動を取りました。結果的に勤続20年以上の社員が会社の現在を支えてくれる人財となっています。当時は一か八かの賭けだったかもしれませんが、中小企業の経営はそこまで覚悟を決めないと大手には到底及ばないという事です。



2025年7月16日水曜日

健康管理

日常の健康だけは自分で守らなければ会社も他人も守ってくれません。仕事が理由で健康を崩すことはあってはなりません。どんな場合でも健康管理は自分の責任だからです。

仕事が忙しくて健康診断へ行けなかったでは理由になりません。私も含め、ある程度高齢になりますと何らかの持病があるものです。意外と自分の病状に気が付かないものです。

現代は2人に1人が何らかのガンを患う時代です。ガンは初期に発見すれば治癒することが可能な病気です。発見が遅れて手遅れにならないように普段から検査したいものです。

2025年7月15日火曜日

住宅問題

近年、地方は人口減で過疎化が進んで多くの自治体が将来は消滅すると予想されているのは今や常識となっていますが、人口が集中してきた都会も人口が極端に減らない反面、将来は空き家問題が増えるだろうと思われます。核家族化で都会で増えてきたマンションも古くなると空き家となる傾向が考えられます。人々は新生活を営む時期が来ると新しく住宅を手に入れます。

最近は都会のマンション価格も高騰し、若い人の中で価格的にも手が届く戸建てが増えています。マンションは何十年後か毎に大規模修繕が実施されて4,50年は持ちますが、人口は減り空き住戸も増えていきます。戸建ては古くなると空き家率はマンション以上と予想されます。当然に古くなった空き家も将来的に増加します。

つまり都会では住宅のリサイクル化が進まないために、戸数ばかり増えていずれは空き家が増える時代が到来するでしょう。ヨーロッパなどは住宅の耐用年数も長く、歴代の家族が同じ住居に住み続ける傾向があります。 彼らには日本のように住宅を戸数的に増やさないで、家族が住宅を継承して大切に使い続ける文化があるような気がしますが、日本はどうでしょうか。

2025年7月14日月曜日

作品を知る

私はサスペンスドラマが大好きなのですが、中山七里の推理小説がドラマ化された「テミスの剣」というドラマを拝見して、これまで他の作家の推理ドラマとは違った面白さを感じました。他に「能面刑事」というシリーズの作品も近くドラマ化された番組が放送されますので、新たに著者の特長を知る上で楽しみにしています。小説が映像化されることは魅力的です。

小説はドラマ化されても読書より感動しないことがあります。読書は想像も自分のオリジナルなので様々な空想が働きますので、ドラマの内容が淡白だと小説における読後感のイメージが崩れることもあります。映画もテレビドラマも同じですが、誰が監督かによって小説などの作品の印象は大きく変わります。様々な作家の作品がドラマ化されることが楽しみです。

夜は「デイ・アフター・トゥモロー」という2004年に映画化された洋画を観ました。二酸化炭素の大量排出で地球温暖化がもたらす気象の変化(映画では氷河期の到来)に警鐘を鳴らす作品ですが、竜巻や洪水の発生は近いところがありましたが、ちょっと現実の世界とはかけ離れている印象でした。ドキュメンタリーを含め現実に即した作品がもっと世に出ることを期待します。 

2025年7月11日金曜日

遺伝子

この2日間、夜TVで女子バレーの国際試合を観ながら日本選手の目を見張るような活躍ぶりに感動しました。中には現役時代に試合で活躍していた選手の娘さんが登場するなど、過去から現在への時代の変化を観戦する側も感じたりします。スポーツも親の遺伝子が引き継がれるケースを度々拝見しますがとても感動を覚えます。

スポーツに関わらず政治の世界も2世3世議員が増えていますが、遺伝子が引き継がれることで国民が幸せになれば問題はないのですが、願わくば政治の世界では世襲はない方がいいと考えます。企業の後継者選びは容易ではありませんが、できれば能力のある他人が承継した方がビジネス的にはいいかもしれません。

家族も全く他人同士が結び合うことで新しい遺伝子が生まれます。近親結婚はあまり良くないと理由はわかりませんが昔の人は語っていました。いい意味で突然変異が起きて素晴らしい能力が花開くことも夫婦が他人同士で元々遺伝子が違うからです。人の遺伝子は様々で新たな遺伝子の誕生は不思議な経験です。 

2025年7月10日木曜日

投資について

かつて高度経済成長時代には株式を持つことが比較的安全な資産形成でしたが、近年は世界経済が不安定なため個人として日本企業への株式投資も難しくなりました。日本人は資産形成をプロの投資家へ任せるべきだと考えます。政府が推奨しているNISAやイデコもプロの投資家が資産を運用しているので運用益も安定しています。

この歳になって気が付いたのですが、資産の運用は手数料を払ってでもプロに任せるべきだという事です。素人が生半可な知識で市場に資金を投資するのはリスクが高い時代になってきていると考えます。投資会社も企業のプロ経営者集団だと考えれば投資に信頼性があるのではないでしょうか。

NISAやイデコが将来の資産形成として若い人たちに支持されてきています。日本の眠っている個人資産も信頼できるプロの投資会社に運用を委ねる方向へ世の中が変わったら、将来不安が遮る日本の社会ももっと明るくなるでしょう。個人の株式投資を否定するわけではありませんが、リスクが高いということも認識すべきだと考えます。

2025年7月9日水曜日

産業界

 長年IT業界でビジネスに関わってきたため、毎日IT情報ばかりに振り回されているのが現状です。特に生成AIやDXに関する情報が相変わらず多いので、情報が偏り過ぎて他業界の情報源が少なく物足りない気がする毎日です。今は猛暑で外出も控えめですが、涼しくなったら外を動き回ってリアルな情報をなるべく多く集めたいと考えています。

気候的に猛暑が続き一日中屋内にいることが多いですが、歩き回らなければ情報を感覚的に捉えることはできません。世の中の動きを産業界の動きと考えれば各事業に興味が湧いて面白みがあると思うのです。自社の業界だけでなく業界紙に目を通して他業界の動きを知ることも大切です。発想は違った角度から見ることで生まれるものです。

さて連日のようにトランプ関税が注目されていますが、輸入品に関税をかけて米国国内での生産を後押ししようという政策です。かつて日米貿易摩擦が激しい頃、プラザ合意による円高誘導で日本の製造業が海外へ移転して国内が空洞化しましたが、地産地消で海外拠点を増やして日本経済を守りました。今後、日本の為替は円安方向へ向かうのでしょうか。




2025年7月8日火曜日

食事

「フランス人は美味しいものを食べるために働く」と言われています。フランス料理やワインが世界的に有名なのも納得がいきます。またパリは芸術の都と言われますが、料理も芸術も作り手に研ぎ澄まされたセンスがなければ人を感動させることはできないし、逸品を見極める人にも一流といえるセンスが必要です。

私自身はフランス料理の良さも高級なワインも判別できませんが、家庭の料理を味わうのが毎日の楽しみです。健康を維持するために適度な運動が必要ですが、やはり健康の基本は食事だと考えます。体を鍛えているスポーツ選手でも栄養のバランスが崩れたり食事の不規則により健康を害することもあり得ます。

外食も美味しくなければ満足しない性分なので、料理にはうるさいタイプなのかもしれません。料理を本格的に習ったことはありませんが、作るのは独身時代からレシピに興味がありました。しかし結婚してからは作ることもなく、料理好きの妻が我が家の食卓を支えてくれています。

 

2025年7月7日月曜日

気象

今日は令和7年7月7日、ゾロ目でラッキーセブンの七夕です。あいにく空には霧がかかり夜空の天の川も見にくいようです。PM2.5や黄砂の影響は気象予報で聞こえてきませんが、どんよりとした霧で視界が見通せない一日でした。子どもの頃、月夜の縁側で短冊に書き記してササの葉に結びつけた記憶が今でも懐かしく蘇ります。

気候変動で気象条件も不安定なことが多く、ゲリラ豪雨や雷雨も局所的に発生する傾向にあります。鹿児島県のトカラ列島地震も大小1590回続いているように局所的な地震活動には不気味な印象を抱きます。島民避難が実施されるほど現地の住民には不安感が漂っているものと考えます。

連日のように全国的に高温が続いていますが、かつて気温20℃前後だった北海道地方でも本州並みの異常な気温を記録していることが一度住んだ経験のある私としても不思議な気持ちです。海水温が上昇していることは間違いないので黒潮も暖流化しているのかもしれません。



2025年7月4日金曜日

戦後80年

 戦後80年になりますが、日本の政治はまだ戦後を引きずっているような気がいたします。戦争での勝ち負けはいずれ決着しますが、身の丈に合わない戦争を連合国相手に仕掛けたのが我が国です。当時の日本がもしポツダム宣言を受け入れなかったら、米国の日本上陸で日本は徹底抗戦の上に無条件降伏で連合国の領土の一部と化していたかもしれません。

幸いにも昭和天皇が英断を下してポツダム宣言を受け入れたので、戦後日本は独立国として日本国憲法を下に平和を遵守し戦後復興が果たせたのだと考えます。日本が80年間平和を維持できたのも憲法9条の平和主義を貫いてきたからだと考えます。確かに現実の世界から考えると現憲法との矛盾が司法での論争にまで及んでいますが、日本が戦争に巻き込まれなかったのは厳格な9条が存在したからだと考えます。

安倍政権時代から憲法改正論議が白熱していましたが、日本は地政学的にも周辺国との紛争を起こさないようにあくまで外交努力することが日本の平和にも繋がると考えます。敵対意識を持てば相手も敵対意識を持ちます。周辺国と仲良くしようと動けば相手も警戒心を抱かない筈です。日本が海外から信頼される国なのは平和憲法の下に戦後を歩んできたからです。



2025年7月3日木曜日

参院選のスタート

今日7月3日は参院選挙の公示され、投票日は7月20日です。愈々夏の参院選挙戦へ突入しますが、果たして与党が過半数以上の議席を獲得するか、野党が衆院選のように過半数以上の議席を獲得するか注目されます。昨日、今日と各党党首の演説を聴きましたが、残念ながら経済政策の話は見えず、当面の減税や給付など国民負担の軽減を訴える物価対策が主要なテーマとなりそうです。

仮に与野党が逆転しても、政権交代がすぐできるわけではありません。過去の野党連立政権では政策が纏まらず短命政権で終わったことを考えると連立政権は容易ではありません。寧ろ、議席数は伯仲した方が国会が緊張感をもって国民に分かり易い議論する場になる様に思われます。2院制という衆院を通過した議案を再度参院で議論を深める機会になると考えます。

日本は高齢化も含め諸外国に比べて課題が山積しています。社会保障費が上昇する一方で財源の問題は大変重要となります。与野党は物価高対策を選挙の公約に掲げていますが、企業の生産性をあげて経済を成長させて賃金を上げていかないと国際競争には勝てません。お米を含め安全保障上、食料自給率を上げていかなければならないので、農業生産者が潤う仕組みが必要です。 

2025年7月2日水曜日

思慮深さ

物事は何でも慎重に考えて行動しなければならないのですが、思慮深さに欠けると思わぬ落とし穴に嵌ってしまうこともありますので人生においては用心が肝要です。人間の身体も定期的な健診を怠ると症状が悪化してからでは治療が手遅れになることもあります。私の知人にも若くして命を落としてしまった方がいますが、大体は病が深刻になってから気づいて手遅れになっているようです。

「健康はお金では買えない」と言いますが、病が悪化してからでは仕事にも支障が出るし、医療費負担も増えるだけです。日本の医療費が年々高額になるのも疾病医療費が減らないからです。高齢化社会で益々医療費が掛かるので日本の社会保障費は国の税収に匹敵し、財政的にパンク状態のようです。米国からは防衛費の増額を要求されていますが、果たして財源はどうするのか、難しい判断なので次期国政選挙の重要なテーマにはならないでしょう。

日本は医療の現場でもあらゆる産業で人手不足なのが現状です。大切な労働力は健康管理によっても増減が左右されます。未病化を実現するためには定期的な健診によって健康管理を維持することが必須となります。漸く健康保険組合でも健康経営を本格的に推進するようになりました。特に若い人の精神疾患による事業への影響は少なくないのが現状です。もっと自分の健康状態にも思慮深くありたいものです。

2025年7月1日火曜日

家族

 4泊5日で我が家に帰省していた完璧主義者の次女を漸く送り出しました。普段一緒に生活していないと親子同士でも生活の感覚が違うものです。時々帰省して一緒にいると夫婦でも気が付かないことでも子どもはよく気付いてくれるものです。子どもといえども兄弟姉妹ではそれぞれ性格もタイプも違いますので親としては当然対応も異なってきます。

他人同士が出会いから結婚して長年一緒に暮らしていくには、お互いに相手の不満を我慢することも長年連れ添う上で夫婦の大切な心得だと思われます。何故このようなことを言うかと申しますと、仕事を離れても人生を共に過ごしていくパートナーとしてお互いが認め合うことが望ましいからです。

妻もおそらく同じ考えだと思いますが、夫婦でいる時が一番大切な時間だと感じるからだと思います。良い時ばかりではありませんが、仲良くしていれば悪い時でもお互いに協力し合えるからです。人間は生身なのでいつどのような禍が降りかかるか分からないので、家族としてもその準備も大切だと考えます。