2025年7月17日木曜日

人財

中小企業の経営は大企業とは異なることを自分の経験で身に染みて感じてきました。40歳から50歳にかけての就職氷河期世代は大学を出ても正社員として職に就くことができませんでした。大量採用する大企業が不況を乗り越えるために軒並みに新卒者の採用を控えたからです。

弊社も大企業の下請けがメインの事業で新卒者を採用しても仕事が無かったのですが、今が採用のチャンスだと自社の規模以上に当時新卒者を採用しました。つまり経営的に我慢すれば不況はそのうち明けると信じていたからです。

ところが予想に反して不況が長引いたのです。仕事を探すために必死な思いで東奔西走してあらゆる行動を取りました。結果的に勤続20年以上の社員が会社の現在を支えてくれる人財となっています。当時は一か八かの賭けだったかもしれませんが、中小企業の経営はそこまで覚悟を決めないと大手には到底及ばないという事です。



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