2018年1月11日木曜日

大鵬を思う

昭和の大横綱と呼ばれた大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男・納谷幸之介が大嶽部屋への入門会見を行い、新弟子検査に合格し、力士の道を歩むことになったというニュースを目にしました。私が小学生のころはプロ野球は巨人、大相撲は大鵬の全盛期時代でした。後にも先にも私自身は大の大鵬ファンでした。しかし、私の田舎では大多数の大人たちは、どちらかというと柏戸を応援していました。というのは、兎に角、負け知らずで、日本人離れしたほど強い力士だったからです。負けず嫌いの私は強い大鵬の悪口を言う大人が嫌いで、子供ながら心の中では悔しい思いもしました。大鵬は父親がロシア人で、戦後の幼少時に母親とロシアから日本へ引き揚げて、北海道の弟子屈町に住居を構えるまで、大変不遇な少年時代を過ごしたこともあり、人の何倍も苦労と努力を積み重ねられた方でしたが、それをばねに横綱まで上り詰め、双葉山に次ぐ連勝記録とともに昭和の大横綱として大相撲の歴史に刻まれる存在になったのです。これから大鵬こと納谷幸喜の孫にあたる納谷幸之介力士の活躍を注目して昔日の大鵬を思い出してみたいとです。

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