2018年1月30日火曜日

ワンちゃんSP

人間長く生きると、若い頃と違って感覚が鈍くなるのか、他人である第三者の違いに敏感ではないというか、あまり気にしないようです。高校時代は地方でのんびり過ごしたので性格も丸く育ったと思われますが、高校卒業後に上京し、勤労学生として北区赤羽の新聞販売所に下宿していた当時は、同じ屋根の下で集団生活をしていたので人を観察する習性が自然と身に付きました。従業員も北海道、岩手、宮城、福島、熊本、宮崎その他、さらに経歴不明の方々と、実に様々な地方の出身者で日々一緒に過ごしました。10人中、結果的には二人は前科者でしたが、販売所で付き合っている時はまったく普通の人でした。

2年目の中野区にある新聞販売所に勤めた時は、以前とまた環境が違い、現役の学生は青森とか新潟とか栃木とかはっきりしていましたが、ほかに何者ぞという無職の連中も何人かいました。下着泥棒はするし、前科がありと思われる虚言癖の酷い人もいました。辞める人の補充で人物面接もほどほどで、即採用し、すぐ仕事をさせるようなところでしたので、いろんな経歴の人たちばかりでした。一期一会とは言いますが、若い頃からいろんな環境の人に接したことが後々の人生に役立ったように思います。

本題からそれてしまいましたが、人間もワンちゃんと同じように、育った環境によって躾も違うし、それぞれ性格も違うのは当たり前という理解を前提として、人をよく観察し、会社や地域社会での人間関係を営むことが大事だと思うのです。動物病院の医師や犬の訓練士が、日々苦労して動物に接している様子の報道番組をたまたま目にして、人間も同じで厳しさと優しさのバランスや躾の重要性を感じた次第です。先の新聞販売所においては、多くのお客様からとても可愛がられたことが未だに鮮明に記憶の残っています。今更、伺ってお礼するのは困難ですが・・・。青春の良き思い出です。

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