2018年1月29日月曜日

仮想通貨騒ぎ

先週は仮想通貨取引所による通貨流出騒ぎがニュースになりました。まだ設立まもないベンチャー企業の不祥事にいろんな意味で驚きました。私が問題に感じることは、ブロックチェーンによるお金のやり取りによりお金の価値が異常に高騰するスキームに群がる人が急激に増えていることです。最近は株も資金も最初から投機を目的とした人が、市場で売ったり買ったりして短期的な利ざやを求める人がいます。不動産取引にも同じような面が見られ、首都圏での価格が暴騰しているようです。価格は需要と供給で決まるので仕方が無い面はありますが、行き過ぎた資本主義経済の欠落した部分が差別社会をつくり出しかねません。仮想通貨が社会的コストが減り、世の人の為になるのならば、国が行政指導して金融機関に構造改革の中で仮想通貨のスキームをつくるように導けばよいのです。金融庁が認可するだけで、国が民間企業の取引状況を放置している現状にいささか危惧を感じます。サイバー攻撃が頻繁に起きている現状やセキュリティもいたちごっこの状態であることを考えると、規制の無い無防備さが大変危険なようにも思われます。

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