2018年10月11日木曜日

市場の動き

2、3年前から日米株式の動きを静かに観てきましたが、この1、2年のNYダウ、ナスダックの動きは異常とも言える上昇基調でした。当然、日本の株価も米国株に反応しますので、国内企業業績の好調さとともに日経平均も上昇してきました。「山高ければ谷深し」で、米国株の異常な高値はバブルのような気がしていましたので、何れどこかで大きく調整が働くだろうと予想していましたら、案の定、早朝に米国市場の暴落のニュースが飛び込んできました。近年、国内外の株式市場も投機的な短期売買が激しく、安定的、長期的な投資としての株式市場の物差しが機能しなくなっているのが現状ではないかと思われます。昨今の上場企業による上場廃止は、市場の混乱や企業経営におけるコーポレートガバナンスが弱体化しつつあることへの危惧の表れの一つとも考えられます。さて、今後において懸念される米中の貿易戦争が次第に収束するのか、最悪、外交問題にまで発展すると関係が更に悪化する場合もあり得るので、今後の外国為替相場および株式市場の動きには充分注意が必要と思われます。

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