2018年10月24日水曜日

40年の節目

78年の日中平和友好条約締結から40周年の節目が到来しています。学生で青春時代の真っ只中だったので、当時の状況は良く覚えています。当時の田中角栄元首相が近年出版物を始め、様々なメディアで脚光を浴びていますが、歴代の首相を見ても別格の人物だったように思います。首相と言えども人間ですから、いくら能力があっても政敵にやられてしまうこともあります。しかし、当時の政治家はそれぞれの方が、歴史観と強力な個性を持ち、客観的には人間的な魅力も感じました。国交以来、長年ギクシャクが続いていた日中関係も、漸く、トランプ政権の強引な外交のせいなのか、政府間で歩み寄りが見えてきました。中国も世界第2位の経済大国となりましたので、世界のリーダーとして恥じない行動が求められています。世代が変わり、時代が変わり、社会が大きく変わるには最低でも40年は掛かるような気がいたします。つまり、人間の営みが常に時代の反映に左右しますので、地域社会も企業社会も変化するには同様に長い年月が掛かります。車社会がエンジンから電動に変わるのも、長年の時代の節目というものを感じます。長期的な時代を見据えた国家なり、社会なり、企業なりのあり方を人間同士がじっくり考えられたらいいですね。

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