2024年9月4日水曜日

命を大切に

 健康が大事だということは当たり前ですが、それより命を大切にすることが最も重要だと考えます。日本は先の戦争で300万人以上の国民を犠牲にしました。旧憲法(大日本帝国憲法)には自由と民主主義は無かったようなもので、国家の命令で国民は強制的に戦地に送られました。南太平洋地域では国民がどこで命を落としたのか戦後も不明で、現在でも各地で遺骨収集が続けられているのが現状です。しかし戦争の責任はだれも果たしていないのです。

起こしてしまった戦争を悔いても元に戻らないので、戦前の失敗に学んで、日本人は戦争の惨敗の歴史を未来の「転ばぬ先の杖」として心の教訓にしたいものです。旧憲法では天皇に日本国の統帥権がありましたが、実際は軍部が戦争を主導したものと歴史上では言われています。沖縄戦で軍部が最後は沖縄の人たちを置き去りにして多くの沖縄人民は戦争の犠牲になったのです。戦争責任者として昭和天皇も謝罪の機会が無かったのです。

戦後、昭和天皇はGHQの指示により全国各地への行幸が果たされましたが、沖縄へのお出ましは危険が及ぶので存命中のご訪問も叶わなかったのです。戦後漸く平成天皇の皇太子時代に沖縄訪問が実現したのです。戦争によって多くの国民の命が容易く奪われるのは、近代においてもウクライナとロシアの現状、イスラエルとハマスの争いなど、国家同士が戦争すれば命は尽きないものです。国家は国民の命を大切にしてほしいものです。


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