2024年9月10日火曜日

政権交代

 できれば日本の政治も政権交代が可能となれば理想なのですが、過去の細川政権や民主党政権を振り返ると政権運営に慣れないために政権が崩壊してしまうケースが見られました。国民の政治に対する期待も薄いため総選挙での投票率も上がらないのが現実です。投票率が上がらなければ、余程の異変が起きない限り選挙基盤がしっかりしている与党に軍配は上がります。

日本の今の政党支持率で判断する限り、野党への政権交代は容易には起きないと考えます。如何に内閣支持率が低下しても次の内閣は与党内で政権が担われるのが現実の世界です。長年にわたり選挙基盤を築いてこなければ安定した政権運営は難しいと思うのです。多党に分裂した野党が選挙基盤を強化することは容易ではありません。

国民にとって望ましい2大政党とは、派閥が解消されたことをきっかけに既存の与党が分裂して政策を中心にして競うことだと思いますが、多分これからも実現は難しいでしょう。現在のように政党の力が均衡していなければ政権交代も難しいし、望ましい国づくりは期待できないはずです。かつての日本新党はまさに与党が分裂して起死回生で出来た政権でした。

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