2022年3月17日木曜日

禍根を残さない

昨日、ウクライナのゼレンスリー大統領の米国議会での演説を視聴しましたが、ロシアのウクライナ爆撃を過去の米国への空からの襲撃において日本の真珠湾攻撃と9.11を比喩として発せられた言葉を聴いてややショックでした。80年過ぎても世界の人々の脳裏には過去の歴史が禍根として日本人以上に刻まれているのですね。

「立つ鳥跡を逃がさず」ということわざがありますが、世界の超越したリーダーの行動は時として我々凡人には理解不能な振る舞いとしか映らないことも多々ありますが、ご本人にとっては周囲の感情などどうでもよいことなのでしょう。不思議なのは英雄扱いされながら最後には名誉を汚す行動も厭わない精神状態に陥ってしまうことです。

世界で唯一の被爆国である日本が核兵器禁止条約に批准しないのも、憲法に平和主義を謳い乍らも日本国自身が米国の核の傘で平和が守られているからだと思います。非核三原則も日本政府がひたすらに今日まで堅持してきていることで国際的にも理解が得られているのではないかと考えます。為政者には禍根を残さない政治を期待します。





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