2022年3月25日金曜日

大学進学その2

 希望していた大学へは進学できませんでしたが、進学した規模の小さな大学は苦学生を支援するぬくもりのある様々な学生支援制度が色々あり、その恩恵を充分に受けることが出来ました。途中で辞めた新聞社には借りていた奨学金の残額を支払い、家庭教師と他のアルバイトなどで生計を立てました。上京してから実家には1円の負担もかけずに大学へ進学して卒業しました。

祖父母には反対を押し切って上京したわがままを通してくれたことに大変感謝しています。子どもの頃から両親には縁がありませんでしたが、祖父母との関係は自分の事として亡くなるまで続けました。当時は同級生の中で両親が離婚している家庭はありませんでしたが、一度も非行に走ることもなく高校まで故郷でのんびり過ごしました。

日本は高度成長で若者が都会へ出て核家族が広がりましたが、子どものためには祖父母、父母が家庭で一緒に暮らすことが一番望ましいと思います。成人してからは「親の二の舞はしない」というのが私の信念でした。子どもの事を考えない親の気持ちが信じられないという思いを子どもの頃から自分自身が経験したからです。





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